フィリピンの新型コロナウイルスへの対策が迅速。メトロマニラ封鎖・中国から入国を禁止

フィリピン、マニラのマカティに住んでいるうさみ(@usamilife)です!

セブ留学を終えてマニラに帰ってきました。

マニラに帰ってきて感じるのは、

  • 人通りの少なさ
  • マスク使用率の高さ
  • 街全体がシーンと静まり返っていること

です。

2020/03/12追記

メトロマニラやルソン島、セブ島など各地で隔離措置が始まっています。

詳しくはそれぞれ下記にまとめています。

フィリピンのメトロマニラ(マニラ首都圏)の閉鎖情報まとめ。新型コロナウイルスによって1ヶ月ロックダウン

セブ島閉鎖情報まとめ。新型コロナウイルスによって1ヶ月ロックダウン

2020/02/02、フィリピン政府の発表によると

フィリピン国内で国の湖北省武漢から訪れていた44歳の中国人の男性が新型のコロナウイルスによる肺炎で死亡した

とのことです。

中国以外の国で死者が出るのはフィリピンが初なんだとか。

でも、フィリピンは日本と比較すると新型コロナウイルスに対してかなり迅速な対応をとっています。

今回はフィリピン政府による新型コロナウイルスの対応と、フィリピン人たちの反応をマニラからレポートします。

2020/02/23 追記

中国への渡航歴があったら、日本人でもホテルから宿泊拒否される例が出てます。

フィリピンの新型コロナウイルスへの対策が超迅速な件

今回、中国以外で初の新型コロナウイルスの死亡例となってしまったフィリピン。

フィリピン政府は

今回の事態を受けて、フィリピンの大統領府は2日、香港、マカオを含む中国から訪れる人について、フィリピン国民と永住権を持つ人以外の入国を禁止する措置を発表しました。

と、迅速に対応。

これまでも、武漢からの観光客を送り返したり、湖北省から訪れる中国人の入国禁止を決めたと発表したりと、かなり厳しい対応をしていました。

今回は国籍関係なく中国からの入国禁止(フィリピン人を除く)。今までの対応を上回る迅速かつかなり厳しい対応です。

それだけ新型コロナウイルスがいかに脅威であるかというのも伝わってきます。

Cebu Pacificは中国発フィリピン行き飛行機を欠航

February 1, 2020 12:05pm

Cebu Pacific on Saturday announced the cancellation of all flights to and from mainland China in light of the first confirmed case of Wuhan City novel coronavirus in the Philippines.

In an advisory, Cebu Pacific said it will be cancelling all flights between the Philippines and mainland China —Beijing, Shanghai, Xiamen, Guangzhou, Shenzhen —from February 2 to March 29, 2020.

引用元:GMA online news

フィリピンのLCC航空会社として有名なセブ・パシフィック。

セブ・パシフィックでは、2月2日〜3月29日のフライト(中国→フィリピン)を欠航すると発表しました。

コンドミニアムの管理局も独自ルールで対策

フィリピンの新型コロナウイルス対応

うさみが住んでいるマニラ・マカティのコンドミニアムも独自にルールを設け新型コロナウイルスの対策をしていました。

この書類によると

  • 海外からの新規入居者
  • 海外へ一時帰国していたもの(特に10〜15日以上滞在していた)

は、

  • 医療従事者からの診断書
    (ウィルスに感染してません。日付付き)

という書類の提出が必要とのことです。

うさみ

ガードのおじさんがうさみのことを、”一時帰国した人”と勘違いして最初、コンドミニアムに入れませんでした。

おじさんはうさみが日本人というのは知っています。そのくらい徹底しています。

うさみ、今回セブから帰ったのでセーフでしたが、もし日本に一時帰国したらこの家に入れないんじゃなかいとヒヤヒヤしています。

2020/02/23追記 ホテルから宿泊拒否

Youtuberとして活動しているいくぴーさんのツイートです。

一部のホテルでしょうが、直近の中国の渡航歴があると何人であってもホテルから宿泊拒否を受ける場合があるようです。

ただしホテルによって異なるので事前に確認が必要かと思います。

フィリピンの今の街の様子

今回、セブからマニラに戻ってきたうさみ。

マカティの街はいつもにましてシーンと静まり返っている気がします。

そして、通行人のマスク使用率もめっちゃ高い!9割の人はマスクを使っている印象です。

消えたマスク

実は1月12日にタガイタイにある火山が噴火したフィリピン。

マニラ方面では火山灰の影響を受け、マスクが飛ぶように売れました。

もちろんその時点で品薄状態。

今回は新型コロナウイルスの対策として、さらにマスクへの需要が高まりどこへいってもマスクが手に入らないという状態に陥ってしまいました。

今後の動向に注目

もし、フィリピンで新型コロナウイルスが広まってしまったら…と考えるとなかなか怖い気がします。

  • 貧困層の人は病院へ行けない
  • 人口密度が高く感染しやすいのでは
  • 地方へ行くと大きな病院がないため医療が心配

などという懸念があります。

日本大使館からは

(1)手洗いを励行する。
(2)農場や野生の動物に無防備に接触しない。
(3)咳をする際にはティッシュ等で口周りを覆う
(4)風邪やインフルエンザ様の症状がある人物との濃厚接触を避ける。
(5)食物の加熱調理を徹底する。

●フィリピン保健省: www.doh.gov.ph
●外務省(フィリピンの主な医療機関のリスト):https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/phili.html
(新型コロナウイルスに感染のおそれのある人は,あらかじめ医療機関に電話連絡してから早めに受診するようにしてください。)
●厚生労働省(新型コロナウイルス)関連ホームページ:
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html

フィリピン国内でヒトヒト感染が起こらないことを切に長いつつ、一人ひとりにできる対策をしっかりとしていきたいですね。