2020/03/28現在、フィリピンの新型プロの感染者数は日に日に増加傾向にあります。
フィリピンは多くの地域でロックダウン中。
外国人のビザ発給停止、入国禁止措置はもちろんのこと、現地では外出禁止令などかなり厳しい措置が出ています。
不安な子羊
このまま新型コロナは終息するかな?いつ終息するかな?
うさみ自身も、毎日新型コロナウイルスの感染者数などの数字を追いかけています。
そこで一つ、不思議なことに気がつきました。
毎日発表される
- 感染者数
- 死亡者数
に比べて回復者数が著しく低いことです。
戸惑う子羊
いやいや、実はこれは数字のカラクリが隠れているんです!
決して回復者数が少ないわけではない、ということを今回は説明していきます。
とばし読みはこちら
フィリピンの昨日の感染者数
2020/03/27時点のフィリピンの新型コロナ感染者情報
- 感染者数 803人 (+96人)
- 死亡者数 54人 (+9人)
- 回復者数 31人 (+9人)
- 死亡率 6.72%
()は前日比
となっています。
ケースの増加傾向グラフでみるとこのようになっています。
合計感染者数
新規感染者数
問題は、803人も感染者数がいるのに対し、27日の時点でフィリピンの新型コロナウイルスの回復者数はたった31名です。
焦る子羊
生死の境を彷徨っている人がそれだけたくさんいるということ?
確かに単純計算をしてみると、718人の方が感染者として空中でぶら下がっている状態になっています。
でも、これについてはレアジョブ創設者の加藤さんが詳しく解説してくれました。
ファクトは、
・直近9日間の感染者は535名、それ以前の累計感染者は187名
・病状は急激に悪化することが報告されている
・昨日発表によると、バイタルで退院決定→14日間自宅隔離→再検査、で治癒者を確定実際に
・治癒者の大半は3月10日以前
・死者は比較的均等に分布https://t.co/t9skcaT152— 加藤智久 (連続起業家@フィリピン) (@kato_) March 26, 2020
つまり、治癒者:死者の割合は、実態よりも少なくとも何倍も悪いように出ているものと推察されます。
・治癒者の確定には時間がかかる。治癒者の母集団は、以前の感染確認者なので少数
・死者は(当然だが)即時確定する。死者の母集団は、直近の感染確認者も含むので、治癒者の母集団の何倍にもなる— 加藤智久 (連続起業家@フィリピン) (@kato_) March 26, 2020
「治癒者は自宅で14日:の出所:https://t.co/IVEXb8GfWV
偽陰性の高い検査のためか、治癒との判断には2−3回の検査を要するようです。検査が足りていない以上、治癒者の確定よりも感染者の確認を優先するよう当局や現場が判断している可能性はあり、今後も治癒者は見かけ上あまり増えないかもです
— 加藤智久 (連続起業家@フィリピン) (@kato_) March 26, 2020
つまり図で解説をするとこういう風になります。
死亡者は死亡したその瞬間に死亡者として数がカウントされます。
ですが回復者に関しては退院をしてから14日間の自宅隔離措置→再検査(2〜3回)→陰性、という長い長い経過をへて回復者数と認定されます。
なので回復者数の数にはかなりのタイムラグが発生しやすくなります。
2週間前のフィリピンの3月13日時点での新型コロナ感染者数は57名でした。
自宅隔離措置が14日間あるので、現時点で57名以上の回復者数が出てくるのは不可能です。
今後も時差がありつつ、回復者数は増えていくでしょう。
フィリピンも感染者数のリストなど情報公開がされています。
詳しくそれぞれの患者のケースを知りたい場合はフィリピンの保健省のHPをご覧ください。
正しく数字を知って不安を拭う大切さ
元々の、現時点で回復者数となりえる母数が少ないということもあり、日々、
- 感染者
- 死亡者数
- 回復者数
が並んで出て発表されと、かなり回復者が少ない印象を持ってしまいがちです。
ですが、どういう基準でその数字がカウントされているのか知っているのと、知っていないのでは全然印象が変わります。
こういうふうにきちんとどういう基準で数字を図っているか知っておくことで不安を拭い去ることができます。
特にこういった統計の数字はきちんと知っておくことで正しい理解へと導いてくれます。
- 焦りすぎてパニックになったり
- 不安になりすぎて鬱になったり
実は、新型コロナウイルスに感染するよりもそういったことの方が今はとても危険なのかもしれません。
うまく事実を受け入れ、落ち込みすぎずにポジティブに毎日の幸せを感じながら生活することが一番です。
せっかくだったら普段できないことや、ゆっくりと読書をしたり。ほっと一息コーヒーを飲んでみたりすることがお勧めです。
うさみは最近この本を読みました。知り合いにオススメしてもらった本です。
フィジー人がどうしてそんなに幸せなのか、幸せに生きるための考え方をテーマにした話なのですが、まるでフィリピン人のような考え方だなと思いました。
フィリピン人の考え方と共通点がとても多くて、「あれ?これフィリピンの話だったかな?」と思うような本でした。
よかったら読んでみてください。
Kindle Unlimited だったのでKindleUnlimitedに登録している方なら無料で読めます。
ロックダウンで、リモートワークに移行したり、家にいること増えていると思います。
最初は特別で楽しく感じていたとしても、ずっと継続をしていればだんだんと疲れてしまったりもします。
あんまり悩みすぎず気楽に行きましょう。それが一番です。