フィリピンで世界ウルルン滞在記。ロンブロン州でフィリピン人ファミリーと5泊6日!女一人で飛び込んできた。1日目

こんにちは!フィリピンに住んでいるうさみ(@usamilife)です!

ほぼ勢いで日本を脱出し、フィリピンに移住してきたうさみ夫婦。

右も左もわからず、フィリピンで人と交流することもなくって、最初の数ヶ月はなかなか辛かったです。

そんな中、最初に出来た友達がホープ君。ジム友達です。

うさみ夫婦を事あるごとに助けてくれて、今ではホープ君ファミリーとも仲良しです。

そんなホープ君のママが

ホープママ

ホーリーウィークに実家に帰るんだけど、一緒に行かない?

と誘ってくれました。(ママは色白美人さん)

え!?まず、実家どこ!?となったけど、勢いに任せて一緒に行ってたんです!初めての経験だったけど、これがなかなか楽しい!

今回はそんな、フィリピン家族に密着した5泊6日の旅をエッセイ形式で書いていきます。

覚えてる?世界ウルルン滞在記

昔テレビ番組であった世界ウルルン滞在記。覚えてる人いるかな?

うさみはあの番組が大好きで毎週欠かさず見てた。

世界ウルルン滞在記は、芸能人が一人で海外の言葉も通じない部族や集落で共に生活する数日間を描いたドキュメンタリー番組。

1995年4月から2008年9月まで(※MBS/TBS系全国ネットにて日曜10時放送)、13年半にわたって放送した『世界ウルルン滞在記』。

600人以上の個性豊かな旅人たちが、100を超える国や地域へ旅をし、ホームステイを通してそこにある“暮らし”を体験、“家族の内側”から世界の在り方を伝えてきました。「出会ウ・見ル・泊まル・体験(タイケン)」という言葉から生まれたタイトルの“ウルルン”は、別れの涙のシーンともあいまって、多くの人々に親しまれ、旅のスタイルの代名詞にもなったほど。

さらに、番組は若手俳優たちの登竜門としても注目され、当時まだ十代だった小栗旬、竹内結子、藤原竜也をはじめ、向井理、伊藤英明、玉木宏、桐谷健太…など、「こんな人も?」と驚くような顔ぶれの旅人たちが登場しています。

引用元:MBC

うさみが海外に興味を持ったきっかけの一つの番組。

うさみ

いつかそんな経験をしてみたいな

というのがうさみの小さなころの漠然とした夢。

でも、成長するにつれて現実問題、海外の集落や部族に単身で乗り込むのはなかなか難しいし、危険というのもわかってきた。正直、なんのサポートなしで行って、何があるかわからない。

だから、世界ウルルン滞在記のような経験は一生できないだろうなと、思っていた…んだけど…今回出来ちゃった。

フィリピン人の友だちに誘われた

きっかけはホープくんママが以前うさみに紹介してくれたビーチ。確か、ママと出会って間もない頃の会話。

ホープママ

ねぇねぇ、うさみ。

これね、うちのプライベートビーチなの!とってもいいところよ〜。来てみない?

え。プライベートビーチってどういうこと?

と思っていたら、その後でホープくんが付け足しをしてくれた。

ホープくん

うちのママのお父さん(ホープくんのおじいちゃん)はその島周辺でたくさん島を持ってた人なんだ。

今はもうほとんど売ってしまって、あんまり残っていないんだけどね。そこのプライベートビーチは今残ってる数少ない所有地なんだ。

だからプライベートビーチ。

と教えてくれた。

うさみ

何それすごい、行ってみたい!

もし行く機会があったら行きたい!

というと、ホープママはあっさりOK。でも関西人の「行けたら行くわ」くらいの感覚なんやろな〜。行ける確率50%以下と漠然と思ってた。

というか、全然よくわかってないけど、ホープくんのママ、実はいいとこのお嬢さんだったんだ!

行ってみよう!フィリピンの離島

すごいねママ!綺麗なところだね!機会があったら、ぜひ行ってみたいよ!

という話をしていたらその機会はあっという間に行ってきた。

確率50%以下だと思っていたから正直びっくりした。ここのファミリーはほんと有言実行。

2019年1月。XmasもNew year も落ち着いた頃にホープくんのお家に遊びに行ったらママがいた。うさみを見ると嬉しそうに近寄ってきて

ホープママ

ホーリーウィークに実家に帰るんだけど、うさみも一緒に来るでしょ?

おぅ!もうほぼ行くこと確定してる!

っと思いながら、ホープくんママからの素敵なお誘いを受けることに。

フィリピンのホーリーウィーク

ホーリーウィークはフィリピンでいうところのお正月みたいなイメージ。多くの人が実家に帰る時期だ。

ただし、ママの実家はフィリピンの離島なのでインターネットがつながりにくいとのこと。

「ちょっとうさみの仕事に支障が出るかもしれないわ」と、心配もしてくれた。

うさみ夫婦への仕事への理解があって本当にありがたい!優しくて気遣いのできる素敵なママ。「フィリピンのママ」だとうさみは勝手に思ってるくらい。

うさみ旦那さんにも相談し、今回はうさみ一人だけで行くことに。

旦那さんは1週間もインターネットがない環境はさすがに困るお仕事なので。

行くと決めたのが1月末。

時期は4月中旬〜下旬の間に1週間くらい、と大まかにだけにスケジュールを教えられた。

時は流れて4月。

4月に入ったらさすがに日程を教えてくれるかな〜とのんびり思って待っていた、うさみ。

だけど…待てど暮らせどいつになったら行くのか連絡がくる気配がない!

う、うさみが行くの忘れてるのかな?っと心配になるくらい!でも、ホープくんに聞いたら「忘れてないよ」って言うし。

自分から連絡して、いついくの?っと2〜3回尋ねて、やっと日程が確定したのが4月10日。

なんと約1週間後の4月18日の船に乗って出発するとのこと!

しかも、船の出発時刻は朝9時。港までは約3時間。

ホープママ

ホーリーウィークは渋滞が凄いからねー。早めに行けないのよ!夜中に港へ向かうので17日の夜には家に着ておいてね。

とサクッとママから連絡が。

すっごくサクッと言われたけど、今から大変な気しかしない…。大丈夫かなっと不安になったけれど、船の予約をもう取ってくれてれいるので、「行かない」と言うわけにはいかない。

ロンブロンへの旅の始まり

4月17日15時

すでにマカティに引っ越しをしていたうさみ。

なので、ホープくん家と合流するために一旦ブラカン州に戻ることに。

ブラカン州はマニラの北側に位置している州。長距離バスで2時間くらいかかる。

ホーリーウィークでみんなが田舎へ帰るので、めっちゃ混むっと聞いていたのでできるだけラッシュアワーに巻き込まれないようにマカティを出発。

ラッシュアワーは17時ごろから。

バスターミナルは、確かに人が多かったけれど、行列ができているわけではなかったので無事にすんなりとバスに乗れた。

ブラカン州へ戻るのはもう慣れたもので、すんなりとブラカン州に到着し、マクドナルドで夕飯を済ませいったんブラカン州のうさみの家へ。

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ちなみにこの後5時を過ぎてからのバスターミナルは大混雑だったみたい。

ホーリーウィーク深夜の大移動

夜の8時にはブラカン州にあるうさみの家に到着することができた。

出発は夜の11時と聞いていたので、家でホープくんとゲームをしながらのんびり待っていた。

10時半にはゲームを切り上げて、ホープ君の家へ。

これから向かう港はバタンガスという港。

マニラを通り過ぎ、ぐーっと南に移動するとある場所。ブラカン州から渋滞なしで車で3〜4時間。

渋滞があるともっとかかるだろうっとホープくんママは予想していた。

夜の11時に出発と聞いていたので10時半にはホープくんの家についていたのが、なかなか出発する気配がない。

心配になって「どうしたの?」とホープくんに聞くと、車を運転してくれる親戚の人がまだ到着していないみたい。

その人はマニラのパサイから来るんだって。

そりゃ、都会から田舎へ帰る人で渋滞してるタイミングだよね…。

結局その人が到着したのが夜中の1時。

マニラのパサイからブラカン州まで4時間かかったって!いつもは2時間で着くのが倍やん!大変。

フィリピンの引っ越しで使ったトラック

運転手の人はホープくんのいとこにあたる人。いとこは休憩もほとんどなしにそのまま荷物を積んで、バタンガスへ向けて出発。

4時間ノンストップで運転した後だよ!?大丈夫かな?という、うさみの心配はよそにファミリーは全く気にしていない様子。

うさみとホップくんは運転席の横に座らせてもらった。

「ドライバーが寝ないようにおしゃべりしておくのよ〜」とホープくんママはニコニコ。そりゃ確かに責任重大だ!

高速道路に乗る前に、もう一組親戚をピックアップし、いざバタンガスへ向けて出発。

トラックの荷台部分にはホープくんファミリー&親戚の総勢11名のっている。日本だったら交通法違反でひっかかりそうな移動方法なんだけど、フィリピンではオッケー。

ジプニーでも、バンでもびっくりするくらい人を詰め込むもんね。

フィリピンのホーリーウィークに移動するバイク集団

ブラカン州の高速のインターの前ではツーリングをするバイク集団がいた。

ホープくん

これ、ホーリーウィークでみんな遠出するんだよ。方向的にバギオじゃないかな?

と話してたホープくんだったんだけど、なんだかバイク集団の様子がおかしい。

すると、ホープくんが突然笑い出した。

「あのバイクじゃ高速に乗れないよ!小さいバイクじゃん!」と爆笑してた。

そう、ここにいるツーリスト達、残念ながら高速には乗れないんだ。意気揚々と来たもののまさか高速に乗れないなんて…。

ちゃんと蛍光色のベストまで着てるのに。(フィリピンの高速に乗る時のルールでバイクのライダーは蛍光色のベストの着用が必要)。せっかくなのに可哀想…。

そんなライダー達を見送り、ホープくんファミリーを載せたトラックは順調に高速を走る。

途中まではほとんど渋滞がなく快速に進むことができた!ホーリーウィーク、大したことないじゃん〜っと調子に乗っちゃうくらい。

だけどやはり、マニラ市内の通過・料金所の前後になるとかなり渋滞していた。

でも、渋滞中もいとことホープくんが冗談を言い合いながら、楽しく車内は賑やかだった。タガログ語、英語、日本語という訳を織り交ぜながらの会話はなかなかカオス。

雰囲気で伝わるものって結構ある。

でも、基本タガログ語も多かったから、もうちょっとタガログ語できるようになりたいなと思ったり。

トラックの荷台に乗っているファミリーは爆睡していたようでめっちゃくちゃ静かだった。

結局渋滞に巻き込まれながら、バタンガスポートに到着したのは4時50分だった。

ブラカン州を1時に出発して、バタンガスに到着したのが4時50分。移動時間、3時間50分で到着したんだから、まぁ上出来だよね。

2日目に続く

フィリピンで世界ウルルン滞在記。ロンブロン州でフィリピン人ファミリーと5泊6日!女一人で飛び込んできた。2日目