みなさん、保育士にどんなイメージがありますか?
一般的によく言われてるイメージでいえば
保育士と言えば
- 母性に溢れている女性で素敵!
- 子供と触れ合う仕事で楽しそう!
- 子供の成長を見守らせてやりがいのある仕事!
- 男受けバツグンの職業!笑
なんという素敵なイメージばかりがはびこっていると思います。
私はほんの2、3年前まで現役バリバリの保育士。
私も保育士になる前は本当にそのイメージでした。
ですが実際に就職してみると保育士の裏側を知り本当に大変。
保育士の裏側。夢と現実のギャップ
学生時代に研修もたくさんありましたが夢でキラキラしている、私たち学生には裏側の苦労を本当の意味で理解できていませんでした。
- 意味がわからないほどたくさんの書類の山。
- 保育があるからそれの時間は業務中に取れない。
- 逆に、書類に追われてきちんと子ども達と関わることができない。
- 女性ばかりの職場だからこじれる人間関係。
- クレーマー化する保護者。
- 理想ばかりを語る上司。
中でも本当に大変だったなと思うのは人間関係でした。
私の保育園では小規模だったらそこまでこじれる事はありませんでしたが、大きなマンモス保育園になると派閥ができてしまいます。
新人保育士はそれに悩まされ精神を病んでいき、次々と辞めていっていました。
責任感などからなかなか辞める決心ができずに悩んでいる保育士でも
早く結婚したい!
と語ることが多いです。
だって結婚にしか逃げ道がないんですもの。
ベテランの先生がいない保育園なら就職してたった2、3年で主任になるなんてざらにあります。
一般企業だったら「凄い!」ってなりませんか?
だって、一般的に”主任”と役職のつく立場だから「仕事が認められたんだね〜」となるかもしれません。
ですが、現実は”人の入れ替わりが激しくベテランがいないから”主任に自動的に繰り上がるのです。
ベテランの先生がいない=仕事が大変でドンドン辞めていく
と思ってもいいぐらいだと私は思います。
アットホームな保育園の意味を間違えて就職してしまった。まるで職場が家みたいに一日の殆どを過ごして家でも仕事をし、一日中仕事をしているような感覚になれますよという意味の職場だった。職場は家なので、残業代もつきませーん。家の物なので、絵本を買うのも自費でーす!
— けめこは保育士を辞めたい (@kemeko85) November 27, 2019
保育士の給料。実際いくらくらい?
そんな保育士業界。
これで給料が高ければ皆頑張って仕事をできるかもしれません。
ですが給料も安い。
私は日給月給で働いていたと言うのもあってなおさら安いかったです。
手取りで12万円がザラでした。
ひどいときには11万円台のことも。
これの証拠写真、また公開しようと思います。
しかも、そこから
- 給食費
- 休憩時間のお茶・おやつ代
- 保険料の積立金
- 定期預金の積立金等
たった12万円の給料から徴収されていくのです。
お金はあっという間に手元からなくなってしまいます。
この給料で一人暮らしをしていた先生もいたので、ほんとあの先生はすごかったなぁと今でも思います。
私の雇用形態は派遣、半年ごとの更新となっていました。
この給料でボーナスもありませんでした。
でもね、でもね、
保育士でも公務員の保育士なら給料もお高いんです。
保育士、待機児童、、、
保育士の待遇が低いのは公務員の既得権益が原因だった!
公務員保育士の給料をカットして民間保育士に回すのが先だろ!練馬区の公務員保育士給料
平均月収:31万1,547円
年間の手当支給額平均:165万2,834円
年収平均:646万3,026円— duneog (@reunvee) January 26, 2018
いいよね。正直羨ましい!笑
ほんと、保育士になるなら公務員の保育士を目指すのがオススメ!
公務員の保育士のことを公務員保育士といいます。
準公務員の保育士は派遣と同じ扱いだから、きちんと公務員の保育士を目指そう!
給料の高い公務員保育士。募集はどのくらいあるの?
そんな公務員の保育士、公務員保育士。
やっぱり採用されるには難易度も高めです。
近年の公務員人気と保育園民営化のながれに寄り、保育士の募集枠は少なくなっています。
自治体によって違いはありますが、おおよそ近年では2~3倍、募集人数によっては10倍以上の倍率があることも。例を挙げると、2014年6月現在、募集があるのは東京都ですと、荒川区で10人の募集があります。受験者数は例年50人から100人程度が一般的ですので、倍率は5~10倍。狭き門と言えるでしょう。
https://www.hoikushibank.com/column/post_894
田舎になると、その年の募集自体がなかったりします。
あっても枠が1,2名だったり。
しかも公務員保育士の採用条件が
- 現在保育士資格を持っている
または - 次年度4月までに保育士資格取得見込み
となっています。
その他にも、
- 30歳前後までの年齢である(自治体によっては35歳までとしているところも)
- 当該自治体在住である
という条件。
この年齢制限と、在住ってあたりがなかなか曲者になっています。
しかも試験は”公務員試験”。
これがまた、対策の必要な難しいテストです。
ですがそれをクリアして公務員保育士になれれば、一般的な保育士のお給料よりもお高いお給料で保育士をすることができるんです。
最後に
最近は民営化や統合も進み、より一層狭き門になっています。
ですが公務員保育士になれば、民間の保育士よりも2〜3倍のお給料で保育士をすることができます。
同じ仕事をしていても、です。
本来保育士はすごく素敵なお仕事です。
ですが、
- 安いお給料
- のしかかる責任
- 夢と現実のギャップ
などから一度保育士を辞めると復職率はとても低いです。
私の周りの友達も結婚すると保育士を辞める子がほとんど。
理由を聞くと
「だって、パートでレジ打ちするほうがお給料高いし、責任もないんだよ」
っと。
教育職の多くは”やりがい”や”愛情”という面からお給料が低い傾向にあると思っています。
そんな保育士の世界ですから私も「早く結婚して早く保育士を辞めたい!」と思う時の1人でした。
実際、結婚を機に保育士をやめちゃったし。復職していないし…。
でも、それでも保育士自体はとても素敵なお仕事だと思っています。
一人でも多くの保育士が”楽しい!”、”保育士でよかった”と思えるような社会になればいいなっと願いをこめて。
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