理想を求めるひよこ
日本のしがらみから抜け出して、海外で自由な生活を手に入れたい!
海外移住して海外で生活をする。
そんなふうに思う人がいて海外へ移住する人が続出しています。
誰もが一度は持つ理想のライフスタイル。…ですが、その背景には海外移住に失敗している人も続出しているんです。
これから海外移住を考えている人にこそ知ってほしい、失敗の実態。
うさみ
とばし読みはこちら
海外移住で失敗する人が続出している
海外移住という言葉最近よく聞きますよね。
- 日本と違って理想的な生活を手に入れることができる
- 物価が安い国へ移住することができる
- 残業のないストレスフリーな仕事を手に入れることができる
- 大好きなあの人の母国で一緒に生活することができる
などなど魅力的な言葉がたくさん並んでいます。
憧れるひよこ
なんてこと思った事一度はありますよね。
ですがその裏で
- 海外移住で失敗してしまった人
- 日本に帰りたいと嘆く人
- 実際に日本に帰ってきた人
がたくさんいるという事実もあります。
海外移住に失敗した人が世間であまり話題にならない理由
ですがそういうこと意外と話題になりません。話題にならない大きな理由は
- 失敗したということが恥ずかしくてあまり大きな声で言わない
- 日本にそっといつのまにか帰ってきている
- いろいろな理由で帰国できず海外で泣いて生活している
まさに「死人に口なし」。
敗者や失敗者は、わざわざデカイ声だして「俺は失敗したぞー!」とはなかなか言わないですからね。
研究者も、フリーランス・起業も、海外移住も、失敗した人はふつりと消息が途絶えるのみ。
生存者バイアスにご注意。https://t.co/UTCmmeOfvH— kurikuri321 (@kurikuri321) 2017年7月3日
帰国できた人はまだいいですが、誰にも言えず、苦しむというのはかなり辛いこと。
できればそうはなりたくありません。ですが、そういうふうになってしまっている方がいるのも事実。
日本に帰りたい。海外移住に失敗する理由と原因
数ヶ月前までは心待ちにしていた海外生活も、「日本に帰りたい」となってしまってはもったいなさすぎ。
夢にまでみた海外移住はちょっとした下調べ不足で、あっという間に終わりを告げてしまいます。
海外移住に失敗する原因は主にこの5つ
- いい部分だけを見て海外へ行ってしまう
- どうにかなるさ精神で準備をしない
- 日本ではない国に住むという意識の低さ
- その国の文化に耐えることができなかった
- 友達ができなかった、孤独に耐えれなかった
1.いい部分だけを見て海外へ行ってしまう
海外移住の情報を見る時はついつい、いい情報ばかりに目が行きがちです。
- 残業がない
- 定時で帰れる
- 有給はしっかり消化できる
- 子育ての環境が良い
- 物価が安い
などなど。でも実は裏を返すと、
- 休める祝日がそもそもに、少ない
- インターナショナルスクールの学費がめちゃくちゃ高い
- 現地食は美味しくない
などという現実があったりもします。
行動力だけで海外移住をして、後から悪いところがドンドン見えてきて嫌になってしまうというのはよくある失敗パターン。
2.どうにかなるさ精神で準備をしない
のんきな子羊
「海外へ行っても、仕事はあるよ!」「資金ゼロでも移住できるよ!」という一部のポジティブな情報のみを鵜呑みにして、そのまま海外へ。
もし、仕事が見つからなければどうなるのかは、簡単に想像がつきますよね。
日本で住んでいても大変な就活。それが言葉の通じない海外となればなおさら大変なのは目に見えています。
お金がなければ、生活はできません。
どうにかなるさ精神で行動だけをして、海外で困窮者になってしまうと行く末はホームレスという悲しい結末です。
3.日本ではない国に住むという意識の低さ
海外に住んでから本当によくわかりますが、日本という国はとっても便利で住みやすい国です。
そんな日本の外へ一歩出ると、すべてがアトラクションのよう。もちろん治安の心配だってしなくてはいけません。
何をするにしても様々な困難が待っています。
日本ではない国のルールを受け入れる、文化を受け入れる、言語を理解する。
そういったことができないとすぐに「日本がよかった…」と後悔する気持ちが生まれてしまいます。
4.その国の文化に耐えることができなかった
文化の違い。
その一括りにまとめると、具体的にはどう・何が違うのかっていうのは曖昧。
でもこれってかなり重要なことです。
日本にも知らず知らずのうちに暗黙の了解があるように、他の国にだってその国なりの暗黙の了解があります。
例えばうさみの住んでいるフィリピン。
お金を貸してという催促を簡単にされるし、貸しても言い訳ばかりでなかなか返してもらうことができません。
これもある意味文化・考え方の違い。
海外移住で失敗しないためには、そういう小さな摩擦を上手に受け流すことが必要です。
5.友達ができなかった、孤独に耐えれなかった
人間関係が嫌になって…という理由で海外移住する人も結構たくさんいます。
なのに、海外移住して孤独に耐えることができなくなって帰国する人も跡を絶ちません。
人間不思議なもので、人と人とのつながりはかなり大切です。
- 日本語で話ができる
- 自分の気持ちを話せる友だちがいる
- 海外で相談できる相手がいる
というのは右も左も分からない海外生活ではとっても大切なこと。思っている以上に人は人を欲します。
海外移住に失敗した人の帰国した理由
実際に帰国した人たちに理由を聞くと
- お金がない
- 仕事がない
- 言葉が通じない
- 食が合わない
- 友達がいない
- 夢がない
- 希望がない
- 現実は辛い
というふうなことを理由に上げる人がちらほら
先日 帰国しました。
色んなワーホリがあると思いますが、ぼくにとってはしんどいしんどい2年間で、腹抱えて笑うことより、頭抱えて悩んでることのほうが多かった気します笑
それでも、文化の違う人たちと関わるなかで、色んなことを考え直すきっかけをもらえて、少しは大人になれた気がしています。 pic.twitter.com/rUuNFocZQb
— tabikura@ワーホリ終了 (@tabikuralog) 2018年11月4日
難民とは関係ないけど、毎年一人か二人の知人が東南アジア(タイかフィリピン)に「固い決意」とけっこうな金を持って移住するが、今のところ全員が三年以内に帰国している。帰国の理由は、「退屈」「マトモな和食が食いたい」「旅行ではなく実際に住むと現地の人が嫌いになった」の三つあたり。
— 菊池雅志 (@MasashiKikuchi) 2015年10月1日
海外移住失敗しないために気をつける3つのこと
準備無しで海外移住の行動力は素晴らしいですが、すぐに帰国にならないためにも、事前準備はやっぱり大事。
最低でもこの3つがあれば安心して海外移住することができるでしょう。
- 英語か現地の言葉を学ぼう
- 移住先の国の文化・歴史を知っておこう
- 仕事・スキルを持っておこう
英語か現地の言葉を学ぼう
海外で生活をすると、日常生活で使う言語の90%以上は英語・もしくは現地の言葉になります。
日本語で海外の人と会話をすることなんてほぼありません。
そうなると、買い物をするのでも、レストランに行くのでも、言葉は英語か現地の言葉。
コミュニケーションを取るのだってそうです。海外移住をする前に「トイレはどこ?」くらい言えるようになっておいたほうが安心です。
もちろん、英語が苦手という人は現地に行ってから学ぶのもOK。言葉の壁はアプリが出て薄くなっていると思いきや、未だ健在です。
移住先の国の文化・歴史を知っておこう
移住先の国がどういう国かというのを知ってから行動を起こしても遅くはありません。
文化というのは思った以上にその国に根付いているもの。それが合わなければその国にいるのは辛く感じます。
歴史的背景から、日本では意識しなかったようなことが、意識しなくてはいけないシチュエーションだってあります。
仕事・スキルを持っておこう
仕事はお金に直結していて、お金は生活に直結しています。
お金がないと生活はできませんよね。
スキルがあれば海外にいても就職をしたり、仕事をゲットするのは簡単にすることができます。
最近のはやりであればプログラミングが人気のスキルの一つ。
どこの国でもインターネットさえあればある程度稼ぐことができるジャンルではあります。
あなたの海外移住が理想のものになるためにも、海外移住をする前にしっかりと事前準備をして移住にのぞみましょう。
これ、前に知っておいたら・・なんてことがないように徹底的に準備はしてオッケー。不足するなんてことはありません。多いくらいでちょうどいい!