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日本を脱出し、現在フィリピンに住んでいる うさみ(>@usamilife)です。
若い人達を中心に日本を脱出し、海外へ移住する動きがどんどん強くなってきています。
Twitterを見ていても海外移住した人達はとても幸せそう。
「日本を捨てるの!?責任から逃げるの?」なんて言葉で日本に縛り付けようとする人もいます。
うさみ
これってちゃんと理由があって
- 若者が日本に失望している
- 日本脱出が昔より簡単になった
のが大きな理由。わけもなく日本を脱出しているわけではないんです。
失われた20年は失われた30年に
1991年バブル崩壊
失われた20年という言葉がバブルが崩壊して20年くらいたったころに生まれた言葉。経済成長率が5%以下の時代が20年続いたことからこの言葉が生まれました。
そんな言葉は”失われた30年”になろうとしています。
実際、平成は“経済が失われた時代・平成”というふうにも呼ばれています。
今の若者は「失われた時代」に生まれ育ってきています。
うさみ
経済は低迷して、失われた時代で育ってきた若者達。
- これから経済が成長していく期待感
- 不動産は消耗品ではなく資産で年々価格が上がる
- しっかり働けば仕事も会社も大きくなって自分に還元される
そんな感覚は一度も味わったことありません。
50代、60代の人からバブル崩壊前の話を聞いてもまるで夢物語を聞いているように感じます。
うさみ
「不動産の価値が年を重ねるとあがる」
「来年はもっと社会やよくなる」という現実を見て驚きました。
本当にそんなことがあるんだ!
学校の中の小さい箱の中で生きてスクールカーストや学生ならではの悩みもありながら、成長します。
親が毒親だったり、虐待、イジメがあることも。
エントリーシートを何社にもエントリーシートを出して、なんとかこぎつける面接。この時代にエントリーシートは手書きでないといけない会社がほとんど。
何社にもお祈りメールをいただき、「自分は必要のない人間なのかな」と自信を失う人も。
学生の自殺率の高さは世界でも圧倒的です。
まさに働くためのロボット。もしくは奴隷。
- 「今どきの若者は消費しない」
- 「意欲がない」なんて言うワイドショー。
こんな生活でどうやって意欲を持つの?
そうして、若者は日本に失望していっています。
少なくともバブル期に働き盛りだった今の60代以上の人はこんな育ち方・働き方じゃなかったはず。
若者が日本脱出する理由
特に若い人達(若者)に日本脱出の理由を聞くと
- 日本の閉塞感に耐えられない。
- 未来・希望を感じない。
- 自分の居場所がない。
- 社会が時代についていっていない。
と日本に関してネガティブな印象ばかり。
テレビや政治では良いように報道されていても、肌感覚では日本の暗い未来はどんどん加速していっているように思います。
- 駅ですれ違う人の暗い表情や怒った表情
- スーパーで怒鳴り散らしながらクレームを入れる人
- 深夜徘徊する老人
これが普通になってきてしまっているのはやっぱりおかしい。
日本のネガティブな印象を肌感覚で実感しているのはやはりその現場にいる若者。そんな環境の中で生活したいってやっぱり思えないですよね。
もちろん日本には良いところもたくさん。
- 清潔である
- 日本語が通じる
- インフラが整っている
- 公共交通機関が時間に正確
- ご飯がおいしい、種類もたくさん
などなど。
ほんと、海外に出て特に思いますが、日本はいい国です。
ですが、そんないい国なのにこれから日本を支える若者は日本に見切りをつけてしまっている事実があります。
日本の閉塞感の正体。20代で海外移住してわかった閉塞感の3つの原因と解決策こんなに日本脱出がしやすくなっている
若者が日本脱出する理由は「日本を脱出するのが簡単になった」というのもあるのでは?
20年前よりも日本を脱出するのは低コストで、しかも簡単になっています。
- インターネット
- スマホ
- LCC(格安航空会社)
- uber・Grabなどのシェアエコノミー
- 24時間ATM
- コンビニ
- 大型ショッピングモール
20年前だったら一大決心で高い飛行機を予約し、地球の歩き方と指差し外国語帳を片手になんとか情報収集をしていたことも、今ではスマホでサクサク検索&格安飛行機でひとっ飛びです。
海外生活を始めるのがとても低コストで簡単になっているんです。
なので
行きたい!と思った時に、いつでも行くことができます。
うさみ
「アホちゃう」っていう人もいるけれど案ずるより産むが易しです。
未来の働き方を考えよう
2013年に発売されたちきりんさんの本で”未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる”という本があります。
その中でも紹介されていますが、
- これから人口減少していく日本。若者を中心に出稼ぎへ行くような国になっていき、今までの働き方とはずいぶん異なる社会になるのでは。
とちきりんさんは分析しています。
超後期高齢者社会に変貌しつつある日本はこれから先の経済成長も今のままでは見込めないでしょう。移民の受け入れや急に出生率がグンっと伸びるなどがあれば別ですが。
少なくとも今の日本は若者を使い捨てにするような社会。捨てられた若者は日本で生きることを選ばない。
今のまま、日本で摩耗していくよりも「自分の生きたいように生きたい!」「自分をきちんと評価してくれる社会で働きたい」という人生や価値観を求めて、日本を脱出していく若者が後をたたないんです。
今はもう未来
今は2019年。もう年の瀬。ほぼ2020年です。ちきりんさんの未来の働き方を考えようが発売されてからもう6、7年。
失われた時代に生まれ育った私達 若者は今、未来に生きています。
うさみ
少なくとも今のままの政策、社会性や風潮だとこれからもどんどん若者は日本を脱出していくでしょう。
うさみは日本を脱出をして、日本のいいろことも、悪いところも客観的に見れるようにもなりました。
次の世代を担う若者達が取る選択肢が、これからの日本を作っていきます。
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