フィリピン、マニラのマカティに住んでいるうさみ(@usamilife)です!
前回のあらすじ、
ホープくん
「やろう!」とノリと勢いで決めてからはや6週間。
ついに土曜日にオープンすることになりました。
フィリピンのスモールビジネス観察記③開店準備!サリサリストアでタピオカミルクティー屋今回はドキドキのタピオカミルクティー屋オープン編。
さて、住宅街のど真ん中で、サリサリストアにオープンしたタピオカミルクティー屋には初日、お客さんはくるのでしょうか?
集客方法はどうするの?
サリサリストアでのタピオカミルクティー屋さん。
住宅街のど真ん中にあることもあり、集客が見込めるのかかなり不安があります。
お店の周辺の環境はこんな感じ。
写真を撮った場所の手前に道があり、その道をジプニーが通ります。
で、この青い壁とヤシの木の間の狭い道を入っていくと、うさみの家、今回タピオカミルクティー屋をする場所があります。
明らかに
- この通りに用事がある人
- この近所の人
くらいしかこの通りの奥には進んでいかないような場所です。
お店を知ってもらわないと、お客さんも来ることはありません。
ということで、
- ヤシの木のところに看板を設置する
- Facebookページを準備する
- Google Mapに登録する
という方法をとることにしました。
看板の設置はオープンする前日の夜中にホープくんが設置。
Facebookのショップページはオープンする3日くらい前から投稿をするようにしました。
Google Mapは登録がギリギリになってしまい、オープン後の登録となりました。
1日あたりの販売個数の目標設定
オープンをするにあたり、1日の目標も決めることに。
具体的には「1日に◯個売れたら◯◯ペソの利益だよ!」とどのくらいの利益があるのか見える化しました。
だって、利益がまるまるホープくんに入ってくるんですもん。利益があるのがわかればわかるほど頑張ることができます。
タピオカミルクティー Mサイズは 55ペソ(約120円)での販売。
一番利益の小さいこの商品でも1杯あたり32ペソ(約67円)の利益が出ます。
ちなみに1番利益の大きい商品だと1杯あたり63ペソ(約138円)の利益が出る商品も。
Add on(追加)のメニューを注文してもらえれば、さらに1つあたりの利益は上がります。
利益の中央値は約40ペソ。
ブラカン州の最低賃金は400ペソです。
1日あたり10個販売すれば400ペソの利益が出て、最低賃金と同じだけ稼ぐことができます。
うさみ
がんばって、このくらいは売れるようにお店をしながら工夫していこう。
オープンする際の宣伝は?
お店をしている人ならきっとよく分かると思うのですが、お店はオープンした数日がとても大事です。
- どんなお店がオープンしたの?
- 行ってみたい!
- どうしようかな〜。
と行きたい!とワクワクしている人が一番多いタイミングだから。
また、1度でもお店に足を運んでもらうことができれば、2回目来てもらうハードルはかなり下がります。
いかに1度でもきてもらうのかが大事。
だから、よくオープニングセールとかやるんです。
タピオカミルクティー屋もオープニングはどうするの?と相談したのですが、ホープくんがいっぱいいっぱいになってしまったこともあり、大した宣伝はすることはできませんでした。
オープン3日くらい前に
- 家族・親戚、ホープくんの家の近所の人にお店をすることを伝えた
- Facebookページでオープンする日時を投稿した
くらいです。
近所へのビラ配り、大通りの看板の設置などは特にできませんでした。
うさみ
フィリピンでは1日平均10時間スマホを触っているというデータもあります。
特にFacebookはみーんなずっと見ている。
そういう点をふまえると、個人的にはFacebookページの広告を出してもよかったのかな〜と今になって思います。
フィリピンのスマホの使用時間は異常。そんな長時間何をしているのか解説します。いよいよオープン
ホープくん
宣伝は十分できなかたったな〜。
お客さんくるかな〜。
と不安をいだきながら迎えた、オープンする土曜日。
お店の前の準備をしたり、材料を準備するのにもたついていたら、結局オープンしたのは12時を過ぎた頃でした。
ほんとは10時にお店を開けるつもりだったのに…。
オープンの準備をしていると、近所へ人が数人集まってきて様子を伺ったりしていました。
隣のサリサリストアのお母さんは
お隣さん
フリーテイスト(試食)はあるのー?
と興味津々。
フリーテイストはない、とわかるとひっこんじゃったけど…笑
客足はやっぱり思ったよりも伸びなくて、のんびりと時間は過ぎていきます。
15時くらいにはホープくんの親戚が買いに来てくれたり!ちょこちょこ近所の人もお客さんとして来てくれました。
17時過ぎには用意していたタピオカが売り切れたのでこの日は閉店。
初日は5時間のオープン時間で14杯を販売することができました。
うさみ
立地のわりに、まずまずの売上
ちなみにこれが、タピオカミルクティー屋の目の前。
ジプニーが走る大通りからは、全く店舗が見えない場所にあるこのタピオカミルクティー屋。
それでもわりとお客さんがきてくれて1日で14杯も売ることができました。
売上は約1000ペソ。利益は500ペソ以上ありました。
ホープくん
しんどい〜、これ1人ではできないよ。誰かのヘルプがいるよ。(
と言っていましたが、全然1人でお店を回そうと思えば回すこともできるくらいの仕事量。
うさみ
それでこの売上があるんだからまぁまぁ良い方なのではないでしょうか?
こんな立地でも、1日の最低賃金よりも多くのお金が手に入ります。
ちなみに、市場調査として見に行った近所のウォルターマートの中のドリンクショップは、おそらく1日あたり100杯くらい売っている雰囲気でした。
出店したいわ〜…。
こういうことから、人通りさえあればもう少し売れるんじゃない?という予想もできます。
土曜日よりも平日のほうが学生の通学で人通りも多くなるので平日に期待!
さて、このタピオカミルクティー屋今後どうなっていくのでしょうか?
次はオープンから1週間目のタピオカミルクティー屋の経過を報告します!
フィリピンのスモールビジネス観察記⑤開店後1週間の売上公開!サリサリストアでタピオカミルクティー屋