フィリピン、マニラのマカティに住んでいるうさみ(@usamilife)です!
フィリピンで投資をしている人や、フィリピンの不動産に興味のある人なら1度でも気になったことはあるんじゃないでしょうか?
”フィリピンはバブル期なのか”
ということに。
実はうさみ、フィリピンで不動産投資はしていないものの、お仕事の関係で普通に日本で暮らしている人よりもフィリピン不動産に少しだけ詳しいです。
- フィリピン不動産に興味がある
- フィリピン投資に興味がある
- バブル期なのかどうなのか
- バブルは続くか気になる
今回はうさみからみたフィリピンがバブルなのかどうなのかのお話
フィリピン不動産は値上がりするのか
- 日本の不動産はオワコン
- 不動産投資するのなら海外!
みたいな言葉が数年前からチラホラ聞こえるようになってきました。
確かに、今後の日本の不動産の空き家率は13.6%
総務省が26日発表した2018年10月時点の住宅・土地統計調査によると、国内の住宅総数に占める空き家の割合は過去最高の13.6%だった。
引用元:日本経済新聞
10戸に1戸は空き家で、今後人口の減少とともに今後も空き家は増えていくと予想されており、(株)野村総合研究所では2033年には30%(10戸に3戸)は空き家になるだろうという予想も出しています。
空き家が増えれば、
- 不動産の価格帯も下がる
- 客付けが難しくなる
という予想から「これからは海外だ!人口の増える国なら大丈夫だ!」ということで一部では海外不動産も人気です。
うさみ
実際、フィリピンでの投資=不動産という感じで、フィリピンの不動産を購入する日本人は多くいたようです。
その中で成功する人もいれば、失敗する人ももちろんいました。
失敗した例
サラリーマン大家のひろさんは、フィリピンでのコンドミニアムを3戸購入し失敗してしまったというお話を共有してくれています。
この頃の私は、1戸目と2戸目が同じデベロッパーであることにリスクを感じ始めており、「 ナンピン買いで何とかしなければ 」と本気で思っていました。
そしてどうしたかというと、この物件を3戸目として購入することにしたのです。本当に言いづらいのですが、2戸目、3戸目は利回りの計算もしていません( 完成前に売るつもりだったので… )。
第1話:フィリピンのコンドミニアムを続けて3戸購入した私の反省
第2話:手違いだらけで進まないフィリピン・コンドミニアムの融資付けの話
第3話:なめてんのか!? 資金繰りに窮した3戸のコンドミニアムと無責任すぎる関係者たち
第4話:キャピタルゲインの夢、散る。現実は「売却でも賃貸でも赤字」だった!
第5話:1戸だけで200万円超のマイナス確定(涙)。初めての海外投資失敗から学んだこと。
成功した例
うさみの知り合いが成功した例を持っています。
- Aさん
プレビルド1000万円のコンドミニアムを購入→2年半後に完成し、売却価格は2倍に - Bさん
中古コンドミニアムの1室を400万円で購入→3年後には700万円の市場価格に
実際にそのコンドミニアムを見せてもらってます。他にも物件あるらしいんだけど見てないので今回は例に出しません。
ただ、フィリピンにはたった数年で2倍ほどの価格に値上がりする物件があるという事実を突きつけられました。
この値上がりは続くのだろうか
もちろん今後のことはわかりません。
フィリピンのコンドミニアムは数年前ほど簡単に値上がりする市場ではないとも言われています。
2人の特徴はフィリピンで働いたことがあったり、土地勘がしっかりある人であるという印象。
うさみ
またバブルを経験していない世代であるうさみには、そもそもバブルがどんなものだったのか「伝聞」でしかわかっていません。
ですが、フィリピンの国民の中でも少し変化が起こっているのではないかと感じていることもあります。
靴磨きの少年の話
投資をする人であれば多くの人が知っているであろう靴磨きの少年の逸話。
1929年10月24日(木曜日)に大恐慌の始まりとなる米国株の最初の大暴落がありました。その少し前のジョセフ・P・ケネディ氏(第5代米国大統領ジョン・F・ケネディの父親)と靴磨きの少年の逸話は広く知られています。
1928年冬のある日、オフィスに向かう途中で、靴磨きの少年に靴を磨いてもらいました。靴を磨き終わった後、その少年はケネディ氏に向かって「おじさん、〇△株を買いなよ」と言ったそうです。
それを聞いて彼は「こんな少年までが株の儲け話をするなら、この後に株を買う人はいないから株式は暴落する!」と考え、すべての株式を売り払って難を逃れたとのことです。
引用元:SBI証券
実はこれに近いことが少しずつ起こっているのではないかなと、うさみは感じています。
きっかけはホープくんママ。
ホープくんの家庭はママが少し良いとろこの家庭出身で自身で小さいですがビジネスもしています。パパは船乗りで船長クラスです。
なので、フィリピンの家庭の中では中流〜上流の家庭だと思います。
(ただ、完全に富裕層って感じではない。決していい家に住んではない。)
そんなホープくんママがうさみをとあるリゾートに誘ってくれました。
そして
ホープママ
数年後にはここはボラカイのようになるわ!
めっちゃ「いいんだよ!すごい投資よ!」と、セールスを受けて「あはは、そうなんだ〜すごいね〜(苦笑)」なんて言ったうさみ。
でも、ものすっごく正直に言っちゃうと、「ホントにそうかな…」という気持ちです。
立地、海の綺麗さ、分譲の多さ、周りの環境などなど
そういうのを考慮すると、、うーん…という感じ。
しかも、うさみは外国人なので土地買えないし。コンドミニアムは外国人価格になってアホみたいに高いし。
ただ、ホープくんママは「Good investmentよ!」と投資に火が付いている印象。そして彼女の周りのフィリピン人も。
うさみ
車とか買う人もそうだけど、ローン払えなくなって没収になる人も多いんだよなー
ただ、フィリピンの投資が「外国人からお金を投資してもらうもの」→「フィリピン国内にいる人に投資してもらうもの」に少しずつフェーズが変わってきているんじゃないかと感じます。
あれ、これって靴磨きの…
東南アジアの前例
「歴史は繰り返す」ということわざがあります。
いつの時代も人間の本質に変わりないため、過去にあったことは、また後の時代にも繰り返して起きるということ。
個人的には、フィリピンのコンドミニアム不動産に限って言えば、他の東南アジアの例と似たような道筋をたどるのではないかと予想しています。
- タイ
- マレーシア
など、フィリピンよりも先に人気になった国。
タイで中国人の買い控えなどで、不動産が高止まり、売れ残るなどという減少が相次いでいるようです。
タイのアーカーソンクロ銀行の不動産情報センターによると、バンコクで売り出されたコンドミニアムが多く売れ残っており、今年末までには63683ユニットにのぼるとしている。
タイの景気減速、中国人の買い控え、そしてタイ人の住宅ローンの審査が厳しくなっており、新規に販売しても売れ残りが顕著になっている。
引用元:タイ自由ランド
フィリピンでは今でもあちこちでコンドミニアムが建設されています。
2013年〜17年にかけては中国人の影響が顕著に現れコンドミニアムの価格はグイッと上がった印象です。
でも、2019年には中国からのオンラインカジノに規制がかかったり入国時のVISAチェックが厳しくなっているのも事実。
「なんでも上がる!フィリピンで投資をすれば間違いない」
ではなく、きちんと目利きをしないと痛い目を見る時期に差し掛かっているんじゃないでしょうか。
フィリピンのVISAや不動産の相談にのってます。
お気軽にどうぞ。