フィリピンは日本よりも物価のお安い国。食料品や住居など、日本の約5分の1〜10分の1くらいが相場です。
うさみ家の水代は220円とか。え、やす!と嬉しい悲鳴を上げるくらい安いです。
ですが、唯一つ、日本と同じ〜日本以上にお高いものがあります。
そう、電気代。
フィリピンの電気代は、これからフィリピンに移住しよう、フィリピンに留学しよう!という方もによくびっくりされるのが電気代の高さ。
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フィリピンの電気代はいくら
フィリピンはアジアの中でも電気代が高い国の一つ。
フィリピンの配電最大手マニラ電力(メラルコ)の家庭用電気料金が、アジア地域で2番目に高いことが分かった。
調査を実施したオーストラリアのコンサルティング会社インターナショナル・エネルギー・コンサルタンツ(IEC)によると、
世界では調査対象の46カ国・地域中で26位。アジア首位は日本だった。地元紙ビジネスワールドなどが伝えた。
そう、フィリピンは日本に次いで電気代が高い!
4コマの中でフィリピンのほうが電気代が高いと言っているのは別のサイトでの数字です。すみません。あとで書き換えます。
フィリピンの電気代が高くなる理由
フィリピンの電気代が高くなるには4つの理由があります。
- キロワット数が高い
- 盗電が多い
- 電化製品がエコ(ECO)じゃない
- フィリピンは年中夏
キロワット数でが高い
日本は電力の自由化で、きもーち電気代がやすくなりました。
東京電力の3段階の価格設定で見ると、120KWまでは1kwあたり19.52円。
電力消費量(kWh) | 1kWhあたりの値段(円)(税込) |
---|---|
0 – 120kWh | 19.52円 |
120 – 300kWh | 26.00円 |
300kWh以上 | 30.02円 |
フィリピン・メラルコの1KWあたりの電気料金は現在、10.219ペソ。約22円です。
メラルコの料金はペソ換算で1キロワット時(kWh)当たり8.96ペソ(約19円)
2018年8月からの電気料金を1kWh当たり10.219ペソに引き上げ
そしてここに消費税12%がのかってくるんです。
うさみ家の2月の電気の使用量は合計147KW。請求金額は1537ペソでした。
単純計算で1KWあたりの金額を出してみたところ、約23円。
月 | 使用量(kw) | 請求金額(ペソ) | 1KW(ペソ) | 1KW(円) |
2019年2月 | 147 | 1537 | 10.5 | 23.0 |
こうやって考えるとフィリピンのほうが電気代が高いくらいになっちゃいます。
盗電が多い
フィリピンでは盗電された電気代は、「盗電されていた家」の請求に乗っかります。
うさみ
日本では盗電ってあんまりイメージがわきませんよね。
どうやってするのか?どうやったら盗電なんてできるのか…。
うさみ的には盗電といえば、昔ルパン三世で藤子ちゃんが電線にコードを繋げてルパンに電話をしているシーンしか思い当たりません。
でも、フィリピンではわりと身近に盗電があるんです。
マニラにも住んでいたことのある、ホープくんに聞いてみたところ
ホープくん
あういうところは、住宅が密集していてだれがどうっていうのがわかりにくいからね。
マニラはよくあることなんだよ!
カントリーサイドであるブラカン州は、田舎だからあんまりないんじゃないかな?聞いたことないよ。
とのことでした。
電化製品がエコ(ECO)じゃない
フィリピンの電化製品は熱効率の悪そうなものが多いです。
フィリピンで初めてみたエアコン。これは壁に突き刺すタイプのエアコンです。
日本でもある、窓にあてるエアコンとはまた違って、完全に壁をくり抜いて設置します。
設置工事の時にはコンクリートの壁をけずっちゃうのでなかなか大胆!
さらに、扇風機はまるで業務用の扇風機のよう。
一応、3段階で風力の調整ができるのですが、全て強です。しかもめっちゃ強い方の強。
そよ風がほしいな〜と思っても、扇風機では強すぎてそよ風の設定ができないんです…。これは地味に辛い…。
フィリピンは年中夏
極めつけはフィリピンの気候。
日本は四季があって春・夏・秋・冬。
日本だってエアコンをガンガン使う夏は電気代が上がりますよね。
そう、お気付きの通りフィリピンは年中夏です。
フィリピンでは1年を通してほとんどの期間でエアコンを使うんです。
実際の電気代メラルコ(MELARCO)の明細
今実際に手元にあるのが、領収書のみ…すみません。
後日、追記で明細のほうをきちんとアップロードします。
フィリピンの電気代と上手に付き合っていこう
もちろんフィリピン人だって電気代が高いのは不満
フィリピン国民の6割が電気料金の高さに不満を抱いていることが、民間調査会社パルス・アジアの調査で明らかになった。特に電気代の値上げが続いたマニラ首都圏では、8割以上が不満を持っている。
でも、電気の自由化がまだされていないフィリピンでは、マニラならメラルコ(MERALCO)、セブならVECO、っと他の会社を選択するという手段がありません。
電気代は電力会社の言い値。
語学学校では、留学費用に電気代は含まれておらず、別途徴収しているところのほうが多い印象です。
そのため留学生は、できるだけエアコンを使わずに窓を開けて電気代を節約したり、冷蔵庫はコンセントから抜いて使わなかったり。
みんなそれぞれに節電の工夫をしていました。
生活の上でかかせない電気。電気と上手に付き合って、フィリピン生活を楽しくしていきましょう!
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