日本に比べて物価が安く、親日国のフィリピン。
海外移住ランキングでも常に上位に入るくらい人気の国です。
英語も通じて言葉の壁が低いと感じるので日常会話で困ることが少ないから移住に向いているんじゃないかな?
- 物価の安い国
- 英語が通じる
- 親日国
- 温暖な気候
- 幸福度ランキングの高い国
魅力的なことばが一杯で、フィリピンは日本人が移住するのにぴったりの国のように思います。
ですが、実際にはフィリピン移住に失敗して、生活に困窮したり、後悔して日本に帰ってしまう人も続出しています。
これだけ移住に向いてそうな環境なのにどうして、フィリピン移住に失敗したり、後悔することになってしまうのでしょうか?
うさみ
とばし読みはこちら
フィリピン移住で失敗した!と後悔することになった5つの事
うさみが実際にフィリピンに移住して失敗した…予想もしてなかった…後悔していることはこの5つ。
- 渋滞がひどい
- 物乞いが多い
- スーパーの待ち時間が長い
- すべてのモノの物価が安いわけじゃない
- ご飯が不味い
渋滞がひどい
フィリピンのマニラは世界で一番交通渋滞の多い都市の一つとして知られています。
日本でも、東京や大阪などは渋滞が多いですよね。
でも、日本の渋滞の比ではありません。 本当にものすごい渋滞です。
どのぐらいすごい渋滞かと言うと、
- 10分経っても5cmも車が動かない。
- たった500m進むのに30分はかかる。
そういったことが日常茶飯時です。
魔の渋滞にハマって
更に3時間車の中だよ☆フィリピン楽しい国だよ☆ pic.twitter.com/DBIBoubiEQ
— 伊倉 真理恵 Marie Ikura (@IKURA1203) 2018年11月21日
こんなに渋滞が多い理由は
- 人口密度の高さ
- 車所有率の増加
- 交通ルールの無視
- 整備された道の少なさ
- 電車や地下鉄の不足
がたぶん、主な理由。
交通ルールはあってないようなもの。少しでも隙間があれば突っ込んでいきます。
よく事故にならないな…と感心するレベルです。
車以外の公共の交通手段でいうと電車が主な乗り物になりますよね。
でも、フィリピンにはマニラにしか、電車がないんです!長距離移動は主にバスです。
その電車(MRT LRT)も通勤ラッシュの時間帯には行列ができます。乗るのも一苦労。
電車の乗り口には改札を抜けて道にまで長い行列ができます。
待ちの時間が長く、自分のやりたいことがなかなか進まない環境はかなりストレスがたまり、うそやん…と後悔するポイントの一つになります。
マニラの渋滞緩和のために地下鉄を作る計画や、渋滞に飽き飽きしたフィリピンの一個人が一人乗り用ドローンを開発するなど、いろいろ対策はしているみたいだけど、解決するのは数年後になりそう。
物乞いが多い
マニラやセブなどの都市部では、物乞い・ストリートチルドレンがたくさん路上で生活をしています。
日本でも、ホームレスの人はいるけれど、それとは比べることのできない感じがあります。
物乞いやストリートチルドレンはフィリピンの社会問題の一つとも言われています。
マニラで道を歩いていると、道端に人がいて、手をこちらに差し出してお金を恵んでくれる人を待っています。
そういう姿を目にするだけでも 心が痛むものです。それも、大人のみならず小さい子どももたくさん。赤ちゃんを抱いたお母さんもいたりします。
こういった、物乞いやストリートチルドレンは治安の悪さにも影響してきます。
うさみ
時にはスリをされることもあるので、かなり注意しないといけません。
スーパーの待ち時間が長い
スーパーでの買い物は生活をするために必須のイベントです。
そんなスーパーのレジの待ち時間、フィリピンは今まで経験をしたことがないくらい長いんです。
どうしてこんなに待ち時間が長くなるの!?っと聞きたくなるくらい、非効率の極みです。
フィリピンのスーパーでは
- レジはアメリカ式
- 商品を買い物かごからすべて出してレジを通す
- レジをしてくれた後、商品をレジ袋に詰めてくれる
なことが多いです。
商品を袋に詰めてくれるのはありがたくていいのですが、なんせ時間がかかります。
フィリピンのスーパーでは、 現地の人がカートにこれでもかというくらい物をいっぱい乗せて買い物をするので、一人当たりのレジの時間もありえないくらい長い。
しかもこういう人が1人とかではなく、2人、3人といて、レジには5人10人と列ができることもしばしば。
スーパーのレジを待つだけで10分〜20分は時間が取られます。
支払い方法も一苦労。
現金払いが多いフィリピン。
- 現金払いで、お金を払うとお釣りの両替がなくって、どこかに行ってしまったり。
- クレジットカードで支払うと、操作の仕方がわからず 他のスタッフを呼びに行ったり。
- クレジットカードを使う時に謎にID(パスポートなど)の提示を求められたり。
フィリピンでの生活は日常の些細なことがまるでゲームのダンジョンのよう。1つ1つクリアしていかないといけない問題がたくさんあります。
うさみ
そしてそんなことをすれば絶対に万引きや不正行為が増えそう。
きっと、セルフレジが導入されることはかなり先になるでしょう。
すべてのモノの物価が安いわけじゃない
ぴよ
それでもさ!物価の安い国だから、生活費はかなり安く済むんじゃない!?
生活費が安いんだったら、そのくらい我慢できるよ!
うさみ自身もそう思っていました。
確かにフィリピンの物価は安い部分もあります。
その一例としては人件費の安さ。
フィリピン現地の人の給料は月給約3万円ぐらいが平均値です。
住み込みでメイドを雇うこともできて、住み込みの場合は1か月 約2万円程度で雇うができます。
フィリピンの人件費、お給料についてはこちらの記事も参考にどうぞ。
【フィリピンの平均月収】最低賃金はいくら?時給?日給?月収は?どうやって仕事を探すの?食事は、現地料理のレストランで食事をすれば一人当たり300円程度でお腹いっぱい食べることができます。
ですが、そのように物価が安いところばかりではありません。
電気代は1wあたりの金額が日本とほぼ同じ。
1年中夏のような気候で、ずっとエアコンの必要なフィリピンは日本でいる時よりも電気代が高くなることもあります。
スーパーで買い物をすると食材もいつもより高いです。野菜は日本よりお高いくらい。ローカルマーケットに行けばお安いです。
さらに、日本人は生活をしていると、どうしても日本食が恋しくなります。
日本食レストランで食事をすると、1食あたり約1000円程度かかります。
日本の定食屋さんでご飯を食べるのと変わりません。
日本で生活していると、B級グルメや、チェーン店などもたくさんあって、安くても美味しいご飯が簡単に食べることができます。
クオリティも一定のクオリティが期待でき、店選びで失敗することはほどんどありません。
日本食料理じゃなくて現地料理をずっと食べておけばいいじゃない!と思うかもしれませんが…それが、そうもいきません。
ご飯が不味い
フィリピンで一番後悔したポイントがこれ。
フィリピンは米食文化でで日本と同じようにお米を主食にしているからおいしい!なんて、言っている人もいらっしゃいます。
いやいやいやいや。2週間でそういうことは言えなくなると思います。
うさみが実際にフィリピンで会った日本人の多くはまずいと言います。
フィリピンのお米はパサパサしていて日本人の口には合いません。
ごはん炊きが下手なところで食べると、ゴムを噛んでいるように感じるほど。
500ペソ(約1200円)以上するような、現地でかなり高級店の部類に入るレストランで食べても、
うさみ
と、思うこともしばしば。
食事はは人生の楽しみのひとつ。
1日に食べる三食のごはんがおいしくないということは、食べる楽しみをすべてを奪われてしまうので、精神的苦痛が半端ないです。
フィリピンの現地の料理は、オイリーで味付けも日本のように素材を活かしたものではなく、大味なものが多いです。
しかもオイリーだから、かなり高カロリー。
フィリピン人が太っている人が多いのはこういうのも理由の一つかも。
美味しい外食店は数えるほどしかありません。フィリピンに来て、外食をする楽しみもかなり減ってしまいました。
物価が安いから現地料理を食べて節約しよう!なんてことはなかなか難しいです。
フィリピン移住で後悔や失敗をしないために
フィリピン移住は楽しい部分ばかりではなく、文化の違いや考え方、思っていたようなものと違ったという思いから後悔することもあります。
後悔や失敗をしないためには、ある程度の予備知識と資金があったほうがいいでしょう。
お金は道具だけど、精神的・物理的な余裕にもつながります。
切り詰められて、異国の地でやんでしまわないように対策をするのがいいですね。
せっかく思い切って行動に移したフィリピンへの移住。楽しい生活をおくれることを応援しています!
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