海外に出て初めて気付いたのは
うさみ
ということ。
うさみ(@usamilife)は現在フィリピンで暮らしています。
フィリピンといえば、まだまだ発展途上国でスラムもあって、日本よりも貧困なイメージがありますよね。
ですが、フィリピンは2018年の世界幸福度調査では、なんと第3位。
フィリピンでは男性でも、女性でも、大人でも子どもでも、人々が幸せに暮らしています。
フィリピンに来て初めて分かった、日本での生きづらさ。
その原因と男性だから、女性だから生きづらいと感じる瞬間とその理由をお伝えします。
日本で生きづらさを感じる3つの原因
日本にいるとなぜ生きづらいと感じるんでしょうか?
うさみ自身、日本で生活していた頃にその生きづらさや違和感にはっきり気づくことはなかなか出来ませんでした。
人って不思議なもので、生きている・住んでいる環境に染まっていきます。
だから当然その環境や価値観、考え方が当たり前になって、それが普通と感じます。
でも、一歩外に踏み出すと全く違った新しい世界が広がっています。
日本を出て、初めて気がついた日本で生きづらいと感じる瞬間と原因は主にこれ。
1. 同調圧力
ぴよこ
学校で先生に意見をしたり、ちょっと周りと変わった行動すれば「何、変な事してんの?」と言われたり、「あいつ、おかしい人だな」と冷たい視線と共に注目の的になることがあります。
もちろんそうなると、その人は萎縮してしまいます。
日本でいうところの問題児、不良みたいな子も、国が変われば別に普通です。
日本の社会、学校では先生の言うことを聞いて当たり前。みんな同じことをするのが普通。
変わったことをする子は変な子、問題児。
日本では一方的に「こうしなさい」という教育が普通ですが、海外では『本人の意思』を尊重する教育の方は一般的。
「こうしなさい」という一方的な命令に従うような教育は、個性を封じる、まるで軍隊や奴隷を作るための教育ではないでしょうか?
2. 失敗を認めない
ぴよこ
不登校
学校辞める
大学受験に失敗する
就職に失敗する
仕事を辞める
そういった日本社会の”普通”から少しでも離れると、ヒソヒソと噂をされたり、当本人ももの凄く罪悪感を抱える人も多いのではないでしょうか。
でも、それってダメなことなの?
- 不登校になるのも、家庭教育で勉強できるし、不登校になる原因があったのかもしれない。
- 学校やめたって、行きたければ違う学校にも行けます。
- 仕事を辞めたって次の仕事を見つけて、転職することだってできますし、違う道だって探せばいい。
ですが、そんなふうに考えない人達の方がほとんど。
それは日本社会の失敗は認めないという風潮が大きいから。
それが普通になっていて、あなた自身もこの失敗をしたということに対してものすごい罪悪感を持っています。
でも、それって絶対違う。失敗じゃなくって次の成功のための経験なんだ。
3.仕事第一主義
社会に出ると仕事をしていて当たり前という風潮があります。
ニートは穀潰し。フリーターは社会人として失格。年収200万円なんてもってものか。
みんな、理想が高すぎる。
しかも、仕事に行っていると仕事以外の全てをなげうってでも仕事をしないといけないという感じです。
- 残業は当たり前
- 気の合わない人間関係でも結果を出さないといけない
- セクハラ・パワハラをされたって我慢
- 親族が亡くなってお葬式がある時だって仕事
- 台風などの自然災害があっても仕事
- 電車が動かなくて遅刻するのは自己管理がなってないから
上記にあげたことを「普通じゃん」って思ったなら、気をつけてください。普通じゃないです。
あなたは仕事をするために生まれてきたロボットではありません。
日本で男性が生きづらさを感じる瞬間
日本は男女平等でいうとまだまだ。
世界「男女平等ランキング2018」、日本は110位でG7ダントツ最下位です。対象149カ国中110位ってめちゃくちゃ低いです。
だからこそかもしれませんが、日本での生きづらさんって日本の男性・女性だから、という理由で生きづらさを感じる瞬間だってあります。
一生仕事をしなくてはいけないという巨大な絶望
日本でいると主夫というのはまだまだ一般的ではありません。
- 仕事をしてあたりまえ。
- 家族を養ってあたりまえ。
そうなってくると自分を犠牲にしてでも働く人もたくさんいます。家族を支えるために嫌な仕事をしている人だっています。
そのうち仕事=人生のようになっていき、自分のための時間を失い、自分自身を失ってしまいます。
自分のために時間を持てることがない、お金がないから好きなことができない。
でもちょっと待ってそれって普通じゃないんです。人生はもっと自由で楽しいもの。
日本で女性が生きづらさを感じる瞬間
女性だから、という理由で感じる日本での生きづらさ。
異常な外見主義
日本は異常なまでの外見主義です。
- あれ、太った?
- お前、ほんとブスだなー
- ちび・のっぽだから〜
なんて身体的特徴をネタにして話をするのも普通です。
美人であればちやほやされるし、ブスだったら相手にもされません。
じゃぁ整形でもして美人になったら?
と思うかもしれませんが、美人だからと得なことももちろんあるかもしれません。が、そのぶんストーカーの被害にあったり、セクハラの対象になったり、女性からの嫉妬でいじめがあったりと、美人だからこその苦労もあります。
ブスはブスで、男性からは差別的に扱われることがあるし、人と関わる瞬間にどんな人からでも美人との対応の差があったりします。
お前ブスなんだから笑いぐらい取れるようになれよ〜みたいな意味不明な圧力もあったり。
こういう意味のわからない外見からの差別は日本特有のものです
女性だからという差別、セクハラ
そもそもに女性だからという理由で生きづらさがあります。
以前話題になった #わざとぶつかる人 の凶悪バージョンですね。
この動画がニュースにもなりました。https://t.co/BgiNYgjAK2— さば🧟♀️早く人間になりたい (@saba430) 2018年12月19日
- 女性を狙ってわざとぶつかってくる人
- 電車やバスなどでの痴漢に被害
触る、つばをかける、精液をかけるなど - 会社でのセクハラあたりまえ
うさみ
でも実在するのが現実。東京に住んでいる友達の中にはこれのすべての被害にあったことがあるような子もいます。
日本で生きづらさを感じるほうが普通
フィリピンに住み始めて思うことは、今までの当たり前・常識が普通ではなかったということ。
世界「男女平等ランキング2018」、日本は110位でG7ダントツ最下位でした。
フィリピンは第8位。アジアの中でトップ3に入っています。
どんな困難な状況でも常にハッピーで、仕事が嫌だったらササッとやめちゃいます。
それでも家族はめちゃくちゃ大切にしているし、自分の人生も大切にしている印象です。
あなたがあなたらしくいれる、そんな環境にいれることが生きづらさから脱するには何よりも大切。
そのために、どうすればいいのか、ちょっと今立ち止まって一緒に考えてみませんか?