世界最強なのに日本人のパスポート保有率は4人に1人。原因は何?海外離れしてるってこと?

日本のパスポートはなんと世界で1番のパスポートって知っていましたか?

日本のパスポートだと、VISA(ビザ)なしで入国できる国の数が世界で1番多いんです。

これってとってもすごいこと!なのに・・・先進国の中では取得数がめちゃめちゃ低いです。

その理由って何なのでしょうか?日本人が海外離れしているということ?

うさみ

それは違うんじゃない?実はもっと別の理由もあるかも?と思ったのでレポートします。

日本人パスポートは世界最強

世界最強なのに日本人のパスポート保有率は4人に1人。海外離れしてるってこと?

日本のパスポートは世界最強。そんな言葉をもしかしたらあなたも聞いたことがあるかも。

これの意味はというと、VISA(ビザ)なしで入国できる国が世界で最も多いから。

その数なんと190カ国の国にVISA(ビザ)なしで渡航することができます。

そもそもにVISA(ビザ)って何?

VISA(ビザ)というのはその国に入国してもいいよという許可証のこと。VISA(ビザ)にもいろいろ種類があって、観光ビザ・終了ビザ・永住ビザなどがあるんですが、ここでは主に短期滞在目的の観光ビザのことを言います。

VISA(ビザ)の取得のしやすさは、その国の信用度にも関わってきます。

ということは…日本のパスポートというのは、日本という国は今、世界で一番信用されているということ

なんだか嬉しいですね!

VISA(ビザ)の申請が必要な国の場合

世界最強なのに日本人のパスポート保有率は4人に1人。海外離れしてるってこと?

ビザが簡単に取れない国というのはとても大変。

例えば今、うさみが住んでいるフィリピン。

フィリピン人が日本に入国しようとするとVISA(ビザ)が必ず必要です。

しかもこれ、取得・申請もかーなり大変。時間もかかります。

まず、申請をするのに書類がたくさん必要。もちろん、申請料もかかります。時には、旅行先の日本人の手助けも必要です。

  • ビザ申請書
  • 身元保証書
  • 招へい理由書
  • 申請人名簿
  • 会社・団体概要説明書
  • 滞在予定表

そして、申請をしたからと言ってVISA(ビザ)が必ず取得できると決まっていません。申請しても取得できないことだってあります。

うさみ

今度ホープくん(フィリピン人)のファミリーの日本ビザの取得を手伝っていますが、書類集めに苦労しています。

こんなめんどくさい手続きをせずとも、行きたい時にスルッと行けちゃうのが日本パスポート。2018年にシンガポールを抜き、世界ナンバーワンのパスポートになりました。

日本人のパスポート保有率

そんな日本の世界最強のパスポート。

ホープくん

僕も日本のパスポートみたいにすぐに海外へ行けるパスポートがほしいよ!

確かに、他の国の人からすると喉から手が出るほど欲しいものかも。国籍目的での結婚の話も噂には聞きますし…。

それなのに!日本人のパスポートの保有率はとても低いです

Forbesの記事によると、
アメリカのパスポート保有率は42%(2017年)。
カナダは66%(2016年)、
イギリス(イングランドおよびウェールズのみ)は76%(2016年)
https://citrus-net.jp/article/58030

と、2人に1人はパスポートを持っているというのに比べ、日本は4に1人。保有率は約23.4%(2017年)と極めて低い数字になっています。

日本人の海外離れ?

日本人が海外離れしているの?という疑問が湧いてきます。

日本好きぴよこ

確かに、日本はいい国だし、日本の中でも観光地はいっぱいあって満足できるよね。

ですがこれ、それだけじゃない気も。

今の日本の人口の約2人に1人(45.3%)は50歳以上。更に言うと、65歳以上の人は4人に1人です。

これって考えてみると、自発的に行動できる若い人は日本人の半数以下ということ。

世界最強なのに日本人のパスポート保有率は4人に1人。海外離れしてるってこと?

日本の人口ピラミッドを見てみると、確かにその通りだということがわかります。

65歳以上の高齢になってくると、 国内旅行だってままならなくなってきます。

実際に知り合いの70歳の方に話を聞きましたが、

おじいさん

若い頃は海外もよく旅行に行っていたし、40代までは家族旅行で海外に行ったりしていたよ。

だけど今はもうそんな体力がないよ。

とのこと。この方は今も現役バリバリでお仕事をされている方。お金がないからとかそういうわけではなく体力的な面が心配だって。

日本人の海外離れという意味では確かに間違ってはいないかもしれません。

だけど、チョット待って。総務省のデータを良く見てみましょう。

日本外務省のデータ

世界最強なのに日本人のパスポート保有率は4人に1人。海外離れしてるってこと?

日本外務省領事局旅券課

これは年間の世代別、パスポート発行数の総務省のデータ。

これをよく見てみると、比率10代(22.1%)+20代(20.7%)+30代1(4.4%)の合計は58.2%。全体比比率の半分以上は10〜30代までの人ということ。

この年にパスポートを発行した2人に1人は10〜30代の若者ということもわかってきます。

年代別の保有率は外務省などの公式のデータを調べたのですが、どこにも記載がありませんでした。。ですが、毎年同じ位の推移で発行されているので、20代のパスポート保有率は50%を超えているのでは?と、予想もできます。

若者の日本離れが起こる?

世界最強なのに日本人のパスポート保有率は4人に1人。海外離れしてるってこと?

活発的に行動をしたり、旅行に出掛ける年代であるい10〜30代の年間のパスポート発行数は50%以上と、パスポート発行をする2人に1人は若者という事実。

実際に海外に入っているかは別問題ですが、少なくとも海外に行きたいという意思があるのは間違いありません。

うさみ

これって、パスポートの取得率の低さは老人の海外離れが原因なんじゃない?

むしろ、若者は日本離れが進んでる気がするよ。

うさみの周りの友達はうさみが保育士をしていたということもあって、保育士や元保育士の友達が多いです。

そんな子たちでも今の現状に危機を持っているような話は話題になります。

  • この給料じゃやっていけない
  • 働き方を変えたい

その手段の1つとして、海外就職や海外移住の話だってでてきます。

人と違うことをして差をつけよう

日本は海外就職となると二の足を踏む人が多いけれど、国が変わると状況は違います。

実は同じようなことが日本でも起こっていく気がします。最近は日本人が出稼ぎに海外へ行くという未来も遠くないという話もでてきています。

少しずつ、思っているよりも速いスピードで社会は変わっていくんじゃないでしょうか?

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今はまだ、海外就職で日本人というのは優遇されています。だけどそれも時間の問題。

たくさんの日本人が海外就職を目指すとそれは狭き門になっていきます。

動くなら、今。そう思ってうさみもフィリピンに移住しました。

行動するのはとっても勇気のいることだけど、案ずるより産むが易し。やってみるとなんとかなるものです!

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