「海外へ移住しました!」
っていうのはよく聞くけれど、日本に帰ってきて「帰ってきました」っていうのあんまり聞かないですよね。
「それだけ移住に成功している人が多いんだよ〜」なんていうのは大間違い。
コッソリ帰国していたり、移住に失敗したのが恥ずかしくてなかなか教えてくれない人がほとんど。
実は移住にチャレンジしてみて成功した人よりも失敗した人のほうが多いのではと思うくらい。声高らかに「移住します!」と言って行ったはいいものの、日本に帰ってきて暮らしている人。
今回はそんな人に失敗談を聞いたのでレポートします。
とばし読みはこちら
海外移住に失敗した人の失敗した理由
夢の海外移住!行く前は楽しみな気持ちが前にでてしまって悪い情報やネガティブな情報は「どうにかなるでしょう」くらいにしか思いません。
でも、そんな人ほど失敗して帰ってきます。
- 思ったような生活ができなかった人
- 国際結婚がうまくいかなかった人
- 言葉やコミュニケーションが辛くなった人
- ビザの問題で強制送還になった人
そんな4人の移住に失敗した体験談+うさみ自身の体験談。
あなたが同じような失敗をしないために5人の話をしっかり教訓にしてください(>_<)
【海外移住に失敗】思うような生活ができなかった
木下さん(仮名) 20代 男性 就活中
僕は失敗した!本当に心からそう思います。
海外で特殊な資格を取るために留学しました。
学費も高くて、結果的には資格も取れたからいいんですが
現地での生活は散々でした。
いつか、「この国に住もうかな」と行く前に思い描いていた甘い夢は現地での1年半の生活で木っ端微塵に砕け散りました。
僕が辛かったのは
- 現地の料理がまずい
- 遊べるところがない
- 日本人グループに派閥がある
- 女の子遊びは3日で飽きる
かな。
学生でお金もないし、ご飯は基本、現地料理に近いものを食べていました。たまにマクドナルドとか。
日本食レストランは(現地レベルからすると)高くていけません。
だって、日本と同じくらいかそれ以上の値段ですよ!
クオリティは日本のほうがいいし。
遊べるところがないのも辛かったです。
コンドミニアムにプールやジムはあります。
でも逆をいうと、それだけ。
他はなんにも遊べない。全てにおいてクオリティが低い。
日本みたいに気軽に出かけたくてもすぐ渋滞するし、人は多いしでしんどいだけで、出かけるのが億劫になりました。
意外と言われるのが日本人グループの派閥。
あれ、まじで酷いです。あんまり言うとバレそうなのであんまり言えませんが…。
女の子遊びは確かに日本に比べると安くでできます。
でも、毎日行くほどお金もないし、僕の性欲の問題かもしれませんが何より飽きます。
もういいかなってなっちゃいました。笑
ともかく、僕はもう二度とこの国に行かないです。
【海外移住に失敗】国際結婚がうまくいかなかった人
田中さん(仮名) 60代 男性 年金受給者
海外移住に失敗というより、結婚に失敗かもしれませんね。
相手の国の文化をしっかり理解できなかった僕にも問題はあったんだろうな、と今なら思います。
僕は50代で20歳そこそこのフィリピーナに出会い、一目惚れ。
猛アタックの末に両思いになり結婚をしました。
年の差は40歳以上。もちろん世間には冷ややかな目で見られもしましたが、当時は若くて可愛い奥さんをもらえて幸せの絶頂でした。
妻の希望で妻の母国、フィリピンに戻り暮らすことに。
僕は早期退職をしました。
「物価も安いフィリピン、退職金もあるし大丈夫だろう」と。
ですが、よく聞く話かもしれませんが…
妻の実家の両親、兄弟、親戚らが
「食べるものがない」
「学校に行きたくても行けない」
「引越したい」
と、お金をせびりは始めました。
様々な理由でほぼ毎週お金を送金してほしいと妻経由で連絡がありました。
家族を大切にする妻は言われるがままに送金をし、どんどんお金はなくなっていきます。
フィリピンでは家族をとても大切にする文化ということはわかっていたつもりでしたし、お金の無心もあるものだとは思っていました。
しかし、思っていた以上にお金はどんどん送金されていきます。
その結果、送金の話が出るたびに喧嘩になりました。お金はどんどん搾り取られていき、退職金・貯金はほとんどなくなってしまいました。
僕は異国の地で妻と一緒にいる意味をが見いだせなくなってしまいました。
フィリピンでは離婚は禁止。
たとえ外国人との結婚だったとしても、離婚はとても難しいです。
私は今は日本に住んでいますが現在も籍は抜けていないままです。
【海外移住に失敗】言葉やコミュニケーションが辛くなった人
竹内さん(仮名) 20代 女性 会社員
語学留学を経て、オーストラリアにワーキングホリデー(ワーホリ)で2年いました。
憧れのワーキングホリデー。「夢を叶えたい!」と思い立って仕事を辞めて150万円程度の貯金を資金にワーキングホリデーをしました。
行った当時、私、英語は全くできません。
A,B,Cはわかる。単語は全然わからない。そんなレベルでワーキングホリデーに行きました。今思うとすごいチャレンジャーですよね!
語学学校では環境の変化と日本では出会えないような人たちとの出会い、学ぶこともすごく多くて毎日が充実した生活でした。
こんな楽しい国!一生ここで過ごしたい!と思うくらい!
語学学校を卒業し、バイト生活が始まると今までの生活は一変。
語学学校で仲良くなった友達とはなかなか会えることもなく、生活のためにただただバイトに追われる日々。
シェアハウスではうまくコミュニケーションがとれず、人間関係があまりうまくいきませんでした。
英語のレベルがもっとあれば別だったのかもしれません。でも、バイトにおわれ、生活におわれ、私は意欲がなくなってしまったんです。
ワーキングホリデー2年目に入る前に日本に一時帰国しました。一時帰国した際に「言いたいことを簡単に伝えれる日本ってなんて素晴らしいんだろう…」と日本の素晴らしさを実感。
その時、「あ、私は移住はできないな」とわかってしまいました。
私にとっては”海外移住”が大事なんじゃなくて、”誰と一緒に過ごすのか”のほうが大切です。
今は日本に帰ってきて、よく「英語を活かす仕事しているの?」と聞かれます。
そもそも、2年のワーホリなんかで英語が堪能にはなりません。笑
今は、英語とは全く関係のない仕事をしています。
【海外移住に失敗】ビザの問題で強制送還になった人
横田さん(仮名) 30代 男性 専門職
僕、学生時代に留学していたんです。
ビザに関することはすべて学校に任せていました。2年目まではそれで全然問題ありませんでした。VISAの更新も特に問題なくされていました。
だから、僕、油断していたんです。
3年目。日本に一時帰国しようと思い空港へ。
空港で「きみ、VISAの期限が切れてるよ」と言われました。
さらに「きみ、このまま強制送還だから」と。
全く理解できませんでした。突然そんなこと言われたんですから。しかも卒業できるはずの年。あともう少しってところ。
「どうにかならないの?」と空港で相談しても首を横にふるばかり。そのまま強制送還となり日本に帰国。学校へ行くこともできません。
VISAの期限が切れていた理由は学校側のスタッフの更新忘れでした。
大使館や政府関係の施設にも理由を説明してなんとか行けないか、話をしに行きました。でも、結果はダメでした。
僕はその国に行けなくなってしまいました。(5年後解除されるって言ってたかな?)もちろん学校は中退に。
VISAは特にだけど、信じて任せっきりになると痛い目を見てしまう。
卒業資格はもちろんもらえることもなく。その国で友達になった人に会いに行くことも難しい。僕の思い出は今もその国に置き去りです。本当に悲しい。
今は全く英語を使わない仕事をしています。
海外移住で失敗しないために
海外移住に失敗してしまった4人の体験談。
どの人もあなたと同じように行く前は夢と希望で溢れた人たちばかりでした。うさみもそうでした。
うさみ
みたいなテンションでフィリピンへ。もちろんそんな考えは砕け散りました。笑
うさみが悪かったポイントは
- 海外移住に夢を見すぎない
- リゾートと生活は別と認識しておく
- 実際に移住した人の話をもっと事前に聞いておく
- どうして移住するのか、目的を明確にしておく
ということができていませんでした。むしろこれができている人は移住にきっと成功します。
その結果、嫌なところばかり見えてしまって、こそで住んでいる意味を見いだせなくなってしまいました。
私が移住に失敗した理由、移住しやすいポイントはこちらの記事でもっと詳しく解説しています。
海外移住に失敗した理由。失敗した経験者が原因と理由を分析してみたでもでも!今もめげずに今はまた別の国での移住を計画中!笑
あなたも良い海外移住を!うさみも応援しています〜!もしよかったら移住のお話聞かせてくださいね。