現在フィリピンに住んでいる うさみ(@usamilife)です。
フィリピンマニラから北に1〜2時間。ブラカン州の家に住み始めて二日目。
シャワーを浴びているときにそれは起こりました…。
そう、火事になりかけたのです。火事になりかけたというより、むしろ”火事になった”というほうが正しいかも。
火柱は1m近く。あんな火柱、家の中で見ると軽くパニックになります。
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【マンガ】フィリピンで火事になった話
火事になった原因
火事になった原因は最初、元住人の方に
「シャワーのところ、漏電するから気をつけてね!」
と言われていたので漏電が原因かと思っていました。
が、しかし。
原因は漏電ではありません。
実は戸棚の奥にあった炊飯器。電圧が違ったのです!
この炊飯器は日本製で100 V の電圧(ボルト数)。電圧(ボルト数)の違いが原因で今回の火事が起こったのです。
火事の火の元
火の元は炊飯器。見事に燃え上がっていました。
この炊飯器は、シャワーに行く前にご飯のスイッチを入れてご飯が炊けるようにセットしていたもの。
炊飯器自体はこの家に元々あったもので、家のオーナーからは
Mr.X
炊飯器が2台あり、
- キッチンの上に出ているもの
- 戸棚の奥にあったもの
うさみ
キッチンの上にあったものは炊飯器調理用に、戸棚の奥に入っていたものはお米を炊くようにしよう!
シャワーに行く前に戸棚の奥にあった炊飯器を持ち出し、炊飯スイッチを入れてお米を炊くようにセットしました。
火事に気づくのが遅れた原因
火の元となった炊飯器はダイニングに置いていました。
炊飯器を使っている間
- うさみはシャワーを浴びていた
- うさみ旦那は個室でヘッドホンをつけて仕事をしていた
炊飯器を置いていたダイニングには誰もいません。また、ドアは閉めた状態。
炊飯器の異常や煙に気付くのが遅れてしまったのです。
うさみ
フィリピンの電圧(ボルト数)
- フィリピンの電圧は220V、周波数60ヘルツ
- 日本の電圧は100V、周波数50−60ヘルツ
そう、電圧(ボルト数)が違うんです。
普段生活していると電圧なんて、あまりこういうことは気にしませんよね。
ですが、電圧(ボルト数)が違うと家電製品の故障や、今回のように火事の原因になります。
フィリピンのコンセントの形状は日本のものと同じAタイプ。もしくはAタイプも刺さるようなコンセントの形状。
コンセントを指すことができるので、ついついコンセントを指してしまいそうになります。
ですが、100Vのみ対応の家電をフィリピンのコンセントにさしてしまうと、さぁ大変!
「ブチッ!」という音がして壊れてしまったり、一見普通に使えていそうでも、そのうちモクモクと煙が上がってきてしまいます。
日本の家電は使えない?使える?
悩む子羊
そういうわけでもありません。実はそのまま使えるものも多いし、変圧器を使えば普通に使うことができます。
電化製品の AC アダプターや本体を見てみると、電圧周波数がどの数値の物で使えるか書いてあります。
例えばノートパソコンの充電器。
大抵のノートパソコンの充電器は世界中で使えるようになっています。
100-240 V と書いているこの充電器は、フィリピンの電圧である220Vが含まれています。これはそのままフィリピンで使うことができます。
今回、火事の原因になった炊飯器。この電圧を確認してみると100Vでした。これはフィリピンでそのまま使うことはできません。
日本の実家で使っている炊飯器の電圧も確認してみましたがこちらも100V。
日本の炊飯器は100Vのものが多そうです。 日本で購入したトースターも100 V でした。
電圧の違いは故障の原因
- フィリピンの電圧は220V、周波数60ヘルツ
- 日本の電圧は100V、周波数50−60ヘルツ
電圧の違いは火事の原因になるだけではなく、家電製品そのものの故障の原因にもなります。
100Vの製品に220Vという高圧電流をかけることによって、電化製品が電圧に耐えることができなく、そのまま家電製品は故障してしまいます。
100Vの家電製品を使いたい。使うことはできないの?
100Vの家電、電化製品もフィリピンで使うことができます。
ただし。変圧器が必要です。
変圧器は日本でも購入することができますし、フィリピンでも購入することができます。
価格は上限の電力量(ワット数)によって差があります。
ポータブルゲーム機の充電器やモバイルバッテリーの充電器など電力量(ワット数)の低いものであれば、フィリピンで購入する場合、1000ペソ(約2200円)程度で購入ができます。
フィリピンで購入するまで時間がない!購入するの難しそう・・・という方は日本で買っていくのもOK。
ただし、電力量(ワット数)の大きいもの用の変圧器は高価。
ドライヤーなど電力量(ワット数)の大きいものを使いたい。
という人にオススメなのは
- 日本で世界中対応のドライヤーを購入する
- フィリピン現地で新しいものを買ってしまう
パナソニック ヘアドライヤー ZIGZAGターボドライ1200 青 EH5202P-A
フィリピンの現地でドライヤーを購入すると300ペソ程度(700円)。
そんなに高くありません。ドライヤーのために高価な変圧器を買うなら、現地で調達しちゃうほうがお得です。
安心安全に過ごすための一工夫
日本とフィリピンで違う電圧(ボルト数)事情。
電化製品は生活する上でかけがえのないアイテムのひとつです。
フィリピンでも大切なあなたのアイテムを安心して使うことができるように、事前にそのアイテムの電圧は何ボルトなのか確認しておきましょう。
たったそのひとつの確認を怠ることで、あわや大惨事になりかねません。
うさみのような失敗を繰り返さないためにもボルト数のチェックしてくださいね!
ちなみにこの家の壁は黄色かったです。うさみが壁が真っ黄っ黄のフィリピンの田舎の家で住み始めた理由はこちら。
【フィリピン移住】フィリピンで13の家に住んでみた。移住先を決めるまで【田舎の家は縁と運編】