フィリピン、マニラのマカティに住んでいるうさみ(@usamilife)です!
日本では2018年〜2019年にかけてタピオカミルクティーが大流行しましたよね。
実はそれと平行して、フィリピンでもタピオカミルクティーが大流行しました。
タピオカミルクティー=オシャレ
という感じで誰もがこぞって、タピオカミルクティー屋に足を運んでいました。
しかも、日本より若者の層が分厚いフィリピンはそれはそれは行列が絶えない毎日。平日・休日関係なく長蛇の列ができていました。
フィリピンでのタピオカミルクティーの平均価格は60〜130ペソ(約130〜290円)。
フィリピンの平均所得が約3万円ということを考えると、タピオカミルクティーはそんなに頻繁に飲めるような価格ではありません。
ですが、それでもフィリピンでは大流行しました。
- なぜフィリピンでタピオカミルクティーが流行したのか?
というフィリピンの謎にせまっていきます。
うさみ
フィリピンでタピオカミルクティーが大流行
2018年〜2019年にかけて、フィリピンではタピオカミルクティーが大流行しました。
日本でも第3時タピオカブーム、と言われたのとほぼ同じくらいのタイミングでの流行でした。
フィリピンの大型ショッピングモールでは
- タイガーミルクティー
- ゴンチャ
- COCO
- Cha time
など、有名なタピオカミルクティー屋がドンドンと新規出店をし、オープンする度に多くの人が大行列を作りました。
BGCはすごい行列ですよねー!
思わず動画撮っちゃいましたもん😂これはさすがに
並んで買うのは
躊躇っちゃいました😱 pic.twitter.com/O8AansiUgi— おきピン!@沖縄とフィリピンを行き来するブログ (@okipin_) 2019年5月19日
SNS好き×セルフィー×甘いもの好き×タピオカ
なんでそんなにタピオカミルクティーがフィリピンで流行ったんだろう?
日本ではタピオカミルクティーはインスタばえをきっかけに大流行しました。
そして、最初は「カエルの卵みたい〜」なんて声もあったけれどタピオカのあのモチモチとした食感にとりつかれ、ハマる人も続出。
人気は未だ衰えておらず、Instagramで#タピオカミルクティーと検索すると毎日たくさんのタピオカミルクティーの写真があがっています。
フィリピンのSNS
フィリピン人の間では、Instagramってあんまり人気ではありません。
断然Facebook。
そのFacebookの活用は日本の比ではなく、フィリピンでは
- 日々のポスト
- セルフィーのアップ
- 投稿のシェア
- ストーリーの活用
- 通販としての利用
- お店検索&問い合わせ
などなど、日本ではTwitterやInstagram、Amazonや楽天、食べログやぐるなび、と分裂している機能をFacebook1つで補っています。
しかもめっちゃFacebook好き。暇さえあればFacebookを見ているか、Messengerで誰かとチャットをしています。
セルフィー大好き
そして、そこにセルフィーが大好きときました。
ベストショットはスマホのロック画面や待ち受けにするし、Facebookにもバンバン投稿します。
辛いものより断然甘い物
フィリピン料理を見ていると、他の東南アジアの国に比べて、激辛料理というのはほぼありません。
そう、みんな辛いの苦手なんです。
そのかわりめーーーーっちゃ甘い物大好き。
練乳たっぷり、砂糖たっぷり、が当たり前。
子どもの頃から激甘のスイーツを食べているので、ほとんどのフィリピンは甘党です。
フィリピン×タピオカ
そんなフィリピンで、タピオカは大流行していきました。
甘くて、セルフィーにもピッタリで、SNSにアップするとたくさんの「いいね」をもらえるタピオカミルクティー。
噂がうわさをよび、多くの人がタピオカミルクティーを買い求めました。
この動画の最初の方に、タピオカミルクティーを買い求める人へインタビューしています。(40秒くらいのところからインタビューしてます)
フィリピンの人の考え方を少し垣間見ることができます。
ある一人の男性が
「Taste is like Taho(タホみたいな味だ)」と言ってるのがまた面白いです。笑
フィリピンのタホ(Taho)って何?食べてみた。熱くて美味しい甘い豆腐のローカルフード。フィリピン人の顕示欲
さて、ここまでのことを
うさみ
とフィリピン人の友達に話てみました。すると、
ホープくん
と教えてくれました。
それはフィリピン人の顕示欲。
お隣さんが車に乗り始めたら、自分はもっといい車に乗りたい!みたいな気持ちを持つ人が多いように思います。
そして、フィリピンでは誰かが何かをしていると、マネをするという行為が結構あります。
英語でいうと、imitate(イミテイト)
- imitate(他動)
- 〔からかって人の〕物まねをする
~を模範とする、~に倣う
~に似せる、~と同じに見えるようにする
〔芸術のスタイルを〕模倣する、再現する
こうして、「私・僕も、それをしたい!」というフィリピンの同調性(もしくは嫉妬)も駆り立てて、今回のタピオカミルクティーは大流行したと言えるでしょう。
さらに、お金がなくてもこういう見栄をはっちゃう。
なので1杯あたり60〜130ペソ(約130〜290円)と、フィリピンの人にとっては割高であっても多くの人が買い求めたのかもしれません。
フィリピンでビジネスをするなら
フィリピンでは1日大富豪という言葉があります。
これは給料日にお給料を全額引き出して1日で使ってしまうフィリピンの人が多くいるから。
言葉を返すと、そのくらいフィリピンでの消費欲求はとても高いんです。
今、フィリピンでの日本でも多くの人は『タピオカミルクティーの次のトレンドはなんだろう?』とビジネスチャンスを伺っています。
次のトレンドは?次のビジネスチャンスは?
どうなっていくのかこれからが楽しみですね!
ちなみにうさみはタピオカよりも、ナタデココが好きです。