日本食といえば、やっぱりお寿司。
海外で「私は日本人だよ」と言うと、「それならお寿司を作って!」と言われることもしばしば。
ただ、ここをフィリピンでお寿司の材料をそろえようとするとめーーーっちゃ大変!
まずそもそもに、米が日本のお米と全く違う!日本食材店で買えばちゃんと手に入るけど。
さて、今回はそんなフィリピンでのお寿司作りに大奮闘。無事にうさみはお寿司を作れるのか!?笑
お寿司を作りたい
フィリピン人の友達と話している時に
フィリピン人
僕、お寿司食べたことないんだよね。食べてみたいな〜
うさみ
とうさみは安い請負でお寿司を作る!と約束をしました。
その日の夜、お寿司のネタとなるお刺し身をどこで買えるか調べていると…刺し身はフィリピンで簡単に手に入らない!どこでも買えない!という衝撃事実を知ることになるのでした…。
フィリピンのお魚事情
日本だと、たいていどこのスーパーでも売っている、お刺身。
- マグロ
- サーモン
- カンパチ
- ブリ
- タコ
- イカ
- タイ
- ひらめ などなど
魚屋に行かなくても、新鮮な刺身を買うことができます。
フィリピンの日本と同じような島国。海に囲まれていて新鮮な魚が簡単に手に入るそうなイメージ。
しかもマグロはインドネシア近海で漁をする印象。フィリピンのほうが漁場が近いからフィリピンのほうが新鮮なマグロが手に入るんじゃない?と思っていました。
ところがどっこい!
実際はフィリピンで「新鮮なお魚がどこでも売っている」ということはないです。
スーパーのお魚コーナーは、ほぼありません。あってもほんの少しのお魚と、冷凍のお魚コーナーが少しだけということが多いです。
こういう瞬間、日本ってほんと凄いなー…帰りたいなーとなります。笑
日本に帰りたい!海外で日本に帰国したくなる10の理由と私が実際にした7つの対処法マーケットで魚を買うには
ぴよこ
かと言うと…
- そもそもに魚をあんまり食べない という人と
- ローカルマーケットに買いに行く という人
に別れます。たまに川で釣りをしてる人もいるから自分で釣るっという選択肢もあるかも。笑
うさみのような外国人がフィリピンで新鮮なお魚を買おうと思うと、ローカルマーケットに行くのが一番早いです。
ただし!ローカルマーケットに初心者が行くのはなかなか勇気がいります。笑
だって、なんだか薄暗いし、豚が半分になったまま置いてあったりするし、ハエはいるし、匂いもするし、などなどなど。
マニラの方ではローカルマーケットを観光するツアーなどもあるようです。
初めてローカルマーケットに行く場合、こういうツアーに参加するのがいいかも。
うさみが住んでいる地域にも、もちろんローカルマーケットがあります。
初めての時は勇気がいりました。笑 なので、友人に連れて行ってもらいました。
ローカルマーケットには
- 魚屋
- 肉屋
- 八百屋
- フルーツ屋
- コーヒー屋
- 土産屋
- 服屋
- おもちゃ屋
- リサイクルショップ などなど
多種多様なお店が、所狭しと軒を連ねています。
ローカルマーケットの魚屋で刺し身にできるような魚を探してみました。がしかし、アジア、イワシなどが置いてあるばかり。
まぐろやサーモンなど、お寿司の定番のネタの刺し身は置いていませんでした。
日本でなら簡単に手に入るのに…という考えは置いておきつつ。さて、どうしたものか。
スーパーに刺し身用の冷凍マグロが
うさみ
と考えながらスーパーで冷凍コーナーを物色していると、刺し身用の冷凍マグロを発見!!!
値段は決して安くないですが、ここまで来たらフィリピンでお寿司を作るとどうなるのか知りたい!笑
冷凍マグロを買ってみた
冷凍マグロのお値段は371ペソ。日本円で約820円。
この日の買い物の中で一番高いアイテムでした。
お寿司の味の決め手といえば、やっぱりネタ。ここで妥協することはできません!笑
どんな味なのか?ネタの味が悪いと、せっかくお寿司を作っても美味しくないものが出来上がってしまいます。
まずはこの冷凍マグロがどんな味なのか、検証してみました。
冷凍マグロの味は?
冷凍マグロなので、まずは解凍をする必要があります。
冷蔵庫の中の”チルド室”に入れて丸1日。無事にマグロを解凍することができました。
冷蔵庫から取り出して早速マグロを確認!
…ただ触ってみると、何て言うんでしょう。触っただけでパサパサしているのがわかります。
この時点でうさみを直感しました。
うさみ
ですが物は試し!
このマグロはお刺し身で食べれるのかを検証。
マグロの短冊をスライスして、醤油で食べてみました。
味はと言うと…
- パサパサしてて何の旨味もない感じない
- しかも生臭い
最悪です。ですがマグロは500gもあります。
これをどうやって食べようか!? 捨ててしまうのはもったいない。だって日本円で約820円。
だからといって、お寿司にして人に振る舞うレベルのものはできない。こんなお寿司とは程遠い。
生臭ささえなんとかなれば食べれる!そう思い生臭さをどうにかすることに。
生臭さを取るために、他の魚だったら熱湯を表面にさっとかける、霜降りという方法があります。
それを応用して表面を炙って、もしくは焼いて、まぐろのたたき風にすればもっとマシに食べられるんじゃない!?
ということで、タタキにしてみました。
いざ実食!
…やっぱりまだ生臭い。しかも、さらにパサパサした感じが増してしまった!
どうしよう食べれたもんじゃない。困った。
こういう時はネットで調べるのが一番です。うさみはネットでマグロの活用方法を調べてみました。
マグロのステーキもきっとこれは食べれたもんじゃない。いろいろ調べていくうちにツナフレークを自分で作る方法を発見しました。
ツナフレークを作る時には、ローリエを入れて生臭さを消します。
これしか方法はない!ローリエとオリーブオイルを使ってなんちゃってツナフレークを作ることに。
フライパンにオリーブオイルをたっぷりといれ、ローリエとマグロ、塩を投入。
マグロを揚げ焼き状態に。弱火でチョロチョロ、中にまでじっくり火を通していきます。
出来上がったツナをいざ実食。
…食べれる!
ローリエの風味をつけることでマグロの生臭さがバッチリ消えました。パサパサの全く気になりません。
フィリピンで売っているツナ缶よりも断然おいしい!笑
身を適当なサイズにほぐし、ツナフレークができました。
ツナマヨにしてみたり、ツナサラダにしてみたり。いろんなツナフレークのアレンジでなんとか500gもの冷凍マグロを食べきることができました。
いうことでフィリピンでお寿司を手軽に作るのは超大変。手軽になんて作れません。
調味料、米、お寿司用ののりなどは日本食材屋さんで手に入ります。
しかし問題はネタの部分。新鮮なお刺身をなかなか手に入れることができません。
でも悔しいから他の方法も考えてみようと思います!
良い方法をしていたらぜひ教えてください。
近々土曜日だけやっている朝市に行ってみようと思います。そこには新鮮なお刺身が入っているという噂を聞いたのでまた言ってみたらレポートしますね〜!