こんにちは!フィリピン、マニラのマカティに住んでいるうさみ(@usamilife)です!
先日(2019/06/24)の昼間、用事のためにお店から家までの道のりを歩いていたところ、財布をスられました。
お気に入り&大切な財布だったので結構ショックが大きいです。
うさみはわりと警戒しながら過ごしているほうだと思うのですが、それでもスリの被害にあいました。
当時の状況をわかりやすいように4コマにしました。
今回、警察へ被害届も出しに行ったのですが、警察の人達からも、他にも似たような被害をたくさん教えてくださいました。
うさみのように被害に遭わないためにも、詳しくスリの手口を知って予防してくださいね!
マカティでスリの被害にあった
人通りもかなり多い、平日の15時頃。
うさみはうさみ旦那と一緒に用事を済ませて家へ帰っていました。
家の前のストリートは人通りも多く、ビジネスマンやこのあたりに住む人などたくさんの人が行き交っています。
だからといって人混みがすごいというわけではなく、普通に歩けるほどの人の量です。
目の前のお姉さんが、歩くペースが微妙に遅くって
うさみ
なんて思いながら旦那さんとおしゃべりしながら歩いていました。
違和感に気づいたのはほんの一瞬の出来事。
背負っていたバックパックが”フッ”とほんの少しだけ軽くなった気がしました。
軽くなった!と思った、0.1秒後にはバッと後ろを振り返りました。
日傘をさしたおばちゃんたちが後ろを歩いていただけで、なんら怪しい感じはありません。
でも、なんか違和感。
バックパックを前に持ってきて見てみると…チャックが全開になっている!!
うさみ
旦那さんに直前のうさみのバックパックの状態を確認しながら、バックの中身をみます。
慌てて荷物を確認すると、財布がありませんでした…。
やられた…。
実際のスリにあった場所
マカティはマニラの中でも比較的治安が良いエリアとされています。
実際、夜中でも人通りはあるし、なんなら夜の12時頃に白人のお兄さんがランニングしてたりします。
危険!と言われているエリアではバックパックを前にして持っている人を多く見かけます。
マラテだったら10人中9人くらいが前でバックパックを持っているくらい。
マカティは10人中1人が前でバックパックを持っているくらい。
でも、そんな場所でもスリの被害にあいました。
スリ集団のテクニック
さて、今回のスリの被害、あとで振り返るとスリが集団で行われていて、テクニックがあることに気が付きます。
- 不自然な日傘
- ゆっくり前を歩く人
- 1人歩きではなく話し相手のいる2人歩き
不自然な日傘
フィリピンには街のいたるところにCCTV(防犯カメラ)が設置されています。
なので、犯罪が起こるとテレビのニュースなどでも犯行当時のCCTVの映像が流れることも結構あります。
スリ集団にとってCCTVは天敵。
どうやってCCTVから隠れるかというと…傘を使うんです。
後から考えると、うさみが歩いていたところには屋根があり、日傘はいらないはずなのです。
ですが後ろのおばちゃんたち(3〜4人)は日傘をさしていました。
後から調べてみると、これはスリ集団の常套手段らしいです。
日傘でCCTVから隠れているんだとか。
ゆっくり前を歩く人
ゆっくり歩く人が前にいることで、自然とうさみ達の歩くペースも遅くなります。
早歩きの人のバックパックのチャックを開けるのは難しいけど、ゆっくり歩く人のバックパックのチャックを開けるのは簡単ですよね。
フィリピン人は歩くの遅いので、こんなものかと思っていましたが、歩くのが遅いことによって、バックパックの開けやすさは倍以上。
この時点で完全にスリ集団に囲まれています。
1人歩きではなく話し相手のいる2人歩き
スリは気付かれないようにするのが最も大切です。
そういう意味では、別のことに集中している人を狙うのが当たり前ですよね。
ひとり歩きは警戒心も強まるけれど、おしゃべりしながら歩いている2人組以上になると警戒心も緩まります。
今回のうさみ、完全に良いカモです。
バックパックの中身
実際にスリの被害にあったバックパックはこれ。
7年くらい前に難波のフリーマーケットで500円でゲットしたバックパックです。(色違いでもう1つ買った)
確かにチャックは開閉しやすく、チャックに鍵などつけていませんでした。
この日のバックパックの中身は
- クシャッと入った衣類
(カーディガン、Tシャツ、短パン) - 財布(Michael Kors)
- iPad
- 内ポケットに、約2500ペソ
でした。
財布は直前に使っていたこともあり、荷物の取り出しやすい位置にありました。
一番の大物であろう、iPadは衣類の下に隠れ、底の方にあったということもあり取られませんでした。
リュックの中の内ポケットに財布に入れずに入っていた現金は無事。
取られたのはほんとに財布のみです。
財布の中身は
スリ集団は財布を取って、現金がたくさん入っていることをめっちゃ期待したでしょう。
なんせ
外国人のブランドものの財布。
結構入っていると思ったことに違いありません。
ですが、うさみの財布、現金は全く入れていませんでした。
多分、小銭(45円位)が入っていただけ。
うさみの財布の中身は
- 銀行のキャッシュカード(2種)
- 日本のお店のポイントカード
- 日本の病院の診察券
- 小銭(45円くらい)
- 日本の免許証
です。
一番困っているのは日本の免許証。悪用されないかとても心配です。
もうすぐ一時帰国するのでその時に紛失届を出す予定です。
そして、財布本体はうさみ母にプレゼントでもらったもの。めっちゃ気に入ってたのに母、ごめんなさい〜。
普段は持ち歩かない財布
ぴよこ
そんなブランド物の財布なんか使ってるからスリに狙われるんだよ!
もう、これはそのとおり。フィリピンでブランド物の財布なんて使うもんじゃありません。
カモにしてくださいって言っているようなものです。
うさみの言い訳とすれば、たまたま免許証を使う用事があり、この財布を持っていました。
この長財布は普段のフィリピン生活では一切使わないんです。日本で帰国中に使う財布なんです。
なので現金も入っていないという仕組み。普段のフィリピン生活ではお金はウェストポーチにいれて財布代わりにしています。
今回のスリ被害の要因は
今回のスリ被害の要因はなんといっても油断です。
- フィリピン滞在歴の長さ
- 日常になりつつある生活
- 短い距離だし大丈夫
常々、いろんな人から
うさみ
と言われていたにも関わらず、バックパックは後ろに持っていました。
うさみ
マカティでも被害話が続々
スリ被害にあった後、カード類を止めて、警察へ行くためにコンドミニアムのコンセルジュに警察の場所を聞きました。
すると、すごく心配してくれて
コンセルジュ
体に何事もなくてよかったね。カバンは前だよ。
スリをするやつは国籍関係なくいるんだ。アメリカ人、中国人、韓国人、どんなやつでも油断しちゃダメだよ。マカティでもたくさん被害の話しがあるから。
と、教えてくれました。
そうか、スリをするのは現地の人だけじゃないんだ…。
その後でいった警察では
ポリス
大金は持ち歩かない!これは鉄則だよ。
ATMを使った後は特に気をつけて。誰が見ているかわかりゃーしない。
前は、銀行からでてきたアメリカ人の父娘が強盗に襲われて、娘を人質にとられ・脅されて、有り金全部渡したってこともあるんだ。
10万ペソだよ。大金だよ。
友達にスリにあったという話をすると
ホープくん
実は昨日のニュースで、ブエンディア駅(マカティの駅)周辺で女の人が強盗殺人にあったっていうニュースがあったんだ。
うさみも同じような被害に巻き込まれたのかと思って焦ったよ。
ほんと、命までとられなくてよかった。
フィリピンのマカティは治安がいいと言われていても日本のように治安が最高に良いわけではありません。
いつも常に『自分は海外にいるんだ』ということを忘れずに、しっかりと予防していきたいですね!
次の記事ではうさみが、財布をスられたあとにした手続き類を紹介します。