フィリピンの首都マニラ。その北側のブラカン州に住んでいるうさみです。
ブラカン州に住んで、なんだかんだで7ヶ月以上が経過しました。
マニラに比べると、どちらかと言うと田舎の方ということもあって、のんびり平和な空気感が漂っています。
そんな環境の中でのほほんと暮らしていたうさみ夫婦なのですが、ここ最近不穏な動きが…。
そう泥棒の被害に合いました。
泥棒被害の記録
うさみには現地でできた友達、ホープくんがいます。彼はうさみ夫婦の生活を支えてくれている、欠かせない存在。
泥棒被害は彼の一言から気づき始めました。
ホープくん
12月26日
うさみ家から帰る時にホープくんが聞いてきました。
「え?捨ててないよ?どうしたの?」
ホープくん
重要なものじゃないからいいんだけどね。
バイクを置いてあったのはゲートの外。昼間13時〜20時くらいの間。人通りも多く、子どももいるので、子どものいたずらかな?ということで話が終わりました。
1月1日
年末にできなかった大掃除をしていたうさみ。ホープくんが手伝いに来てくれました。
13時頃にバイクをゲート前に停めて、帰ろうとしたのが22時。
夕方、17時までは確かにあったヘルメットがなくなっていました。ヘルメットはバイクのミラーにポンッと引っ掛けてあっただけ。
なので簡単に持ち去ることができます。ですがこの7ヶ月、なんともなかったので完全に油断していました。
バイクのポケットに入れてあったライターもなくなっていました。
うさみ
そう話していた翌日
1月2日
夜、生ゴミを外のゴミ箱に入れようと、玄関のドアを明けるとうさみのビーチサンダルがなくなっていました。
旦那のビーチサンダルは無事。
うさみ
ホープくん
1月3日
玄関のドアの前に立てかけてあった外用のホウキ。朝、ゴミ出しをしようとすると何故かお向かいのお家のほうにホウキが立てかけてありました。
2日の23時頃までは玄関前にあったのは確認済み。
ホウキが歩いていくことは残念ながらないので誰かが動かしたんでしょう。まぁ、あっただけマシか…。
フィリピンの治安
フィリピンの治安は、ここ数年ずっと改善されたと多くの人が言います。
実際、今フィリピンに住んでいるうさみ夫婦も自己防衛さえしっかりしていれば、治安が悪いということはあまり感じにくくいです。
- お金持ちそうな格好はしない
- 夜一人で出歩かない
- 出かける時は2人以上で行動
- 治安の悪い地域に行かない
- 外出する時の荷物・現金は最低限にしておく
詳しくはこちらの記事でフィリピンの治安について紹介しています。
【2020年最新版】フィリピンの治安。危険?2年間マニラとセブに住んだ私が実態を暴露うさみ夫婦の服装は現地で生活する人と同じ服装です。むしろ、仕事に行くフィリピン人のほうがいい服着ているくらい。
フィリピンでの空き巣・泥棒の被害
日本でも空き巣・泥棒という言葉は 知ってはいますが、実際の被害にあったということは少ない人の方が多いのではないでしょうか?
ですが、ここフィリピンは違います。
うさみ自身が知り合った人でも2人が実際に空き巣の被害、空き巣に入られそうになったという経験があります。
フィリピンの街全体を見回してみても窓には必ず鉄格子がついています。玄関・入り口にはゲート付き。
この鉄格子はもちろん空き巣・泥棒対策です。それくらい泥棒が多いんです。
今回、うさみ夫婦受けた被害は『外国人だから』特別狙われている、ということもあるかもしれません。
ですがフィリピン人だって空き巣・泥棒の被害にめっちゃ合っています。
実際にフィリピンであった空き巣・泥棒被害
うさみが聞いたいくつかの空き巣のお話を紹介します
1.強盗殺人(半年くらい前にニュースでやっていたお話)
完成したばかりの3階建ての一軒家に引っ越した3人家族。
お父さんは出稼ぎ労働者で普段は家にいません。ですが、もうすぐお父さんの一時帰国の日。
父さんが帰る3日前のことです。
ある夜、酔っ払いができたばかりの3階建ての一軒家と見ると、3階の窓には鉄格子がありません。
何を思ったか酔っ払いの人は3階の窓にはしごをかけて、家に侵入。
金品を奪うと共に、寝ていたお母さんと娘を殺害しました。
酔っ払いで空き巣に入った男性はその後逮捕されています。
2.停電(フィリピン人が1年くらい前に実際にあった被害)
一軒家の平屋に住んでいる5人家族。
父親は出稼ぎ労働者普段から家にいることはほぼありません。
母親はその日、仕事のため夜遅くまで外出をしていて、家にいたのは3人の子どもたちのみ。
夜10時頃、突然家の電気が全て消えてしまいました。
最初は停電かと思ったのですが、窓から周りの様子を見てみると他の家は電気がついています。停電している様子がありません。
ここで不審な気配に気付いた一番上の子どもが、家の窓・ドアの鍵を全て閉めました。
そこから数時間は息を殺すように家の中で子どもたちは過ごしました。
幸い、夜中に母親が帰ってきて、被害もありませんでした。
ですがが、この停電は空き巣による意図的なもの。
もし、電気が消えた時すぐに外に出ていれば 空き巣と鉢合わせて殺される可能性だってあります。
実はこういったブレーカーを先に落として中の様子を探って空き巣に入る手口はよくみたい。
他の人からも同じように電気が消えて、という話を2つ聞いています。
そのぐらいフィリピンでは空き巣が本当に多いです。
うさみが1週間で被害にあったもの
今回うさみが被害にあったのは空き巣ではありませんでしたが、物を盗られているので泥棒ですね。
盗られたのは
- 紙くず(ただのゴミ)
- ライター(カウントダウンで使用)
- バイクのヘルメット(ホープくんのおじさんからの借り物)
- ビーチサンダル(1年位使っててボロボロ)
- タイヤの空気入れ(ホープくんのお祖父さんからの借り物)
取られたものは大したことがないものかもしれませんしが、気分はめちゃくちゃ悪いです。
今は引っ越しも含めて対応を検討中。
フィリピンの文化の中には目の前にあったら使えるものは使っちゃえという感覚も確かにあります。
フィリピンでは、コレは自分の物、コレは他人の物、という境界があまり無いような気がします。
使える物は使って良い。
お金を貸しても返って来ないのは、他人のお金という概念が無いからじゃないかと。
良い悪いではなく、文化の違いだと思っています。
— なかがわ@🇵🇭フィリピン (@NakagawaR) 2019年1月3日
フィリピン人は所有権という概念が低いです。
借りたいときは断って借りるのが日本人の常識ですが、フィリピン人は断りもせずに借りて、その上、元の場所に戻しません。
注意しても直りませんので、見えないところに仕舞うしかありません。— タンダ66 (@bOb4A2LJkBMA2Er) 2019年1月3日
そういった感覚で使っているからこそ、文化の違いで日本人からすると越えられない壁があるかもしれません。
また今回のことで言うと、うさみ自身よりもホープくんへの被害がかなり大きいのです。
なので、フィリピン人からのフィリピン人への嫉妬の可能性もあります。
悪い人
海外で安心して安全に暮らせるというのは、本当に何よりも大切なことです。
命があって、健康であって、はじめて人生を謳歌することができます。
今後の泥棒・空き巣への対策
今回の泥棒被害は
- 日中だからと、ゲートの外にバイクを置いていた
- ゲートの内側だからと、ものを置きっぱなしにしていた
という自身も気を抜いてしまっていたところがあったので反省。
今後の対策としては
- バイクは絶対ゲートの内側に置く
- ヘルメットなどは部屋の中に持って入る
- 玄関先にでもものを置かない
- 部屋の中は外部から見えないように目隠し徹底
- あからさま分かるよう大きな南京錠を見えるようにつけておく
- ダミーの防犯カメラ・本物の防犯カメラの設置検討
- これでもダメなら引っ越し
これ以上被害がないといいのですが…。
海外でいるからには『自分は外国人なんだ』ということを忘れずに、違う文化の中に入っていることを噛みしめながら生活していくことが大切です。
今までと違う常識、今までと違う”普通”に出会いながら今日もうさみは心の器に磨きをかけて成長してます。